採用の話 | 国立市で居酒屋を3店舗経営(株)ぶちえらい代表 藤村典史ブログ

国立市で居酒屋を3店舗経営(株)ぶちえらい代表 藤村典史ブログ

現在国立市で「居酒屋ぶちえらい」、「ワイン酒場ぶちバル」、「大衆酒場しんさく」の3店舗を展開しております。
設立は2012年。若輩飲食店経営者のブログです。

「藤村さんは人を育てるのが上手い」

「藤村さんとこのスタッフはみんな感じ良い」

昔から言われていたが、最近すごく言われる。


これってカラクリを明かすと、僕は人を育てるのが上手いわけでもなく、指導もしているわけじゃない。

‘教育する必要がない人’を雇っているだけの話。


例えば、礼儀正しくきちんと挨拶できる。ありがとうございますがきちんと言える。ごめんなさいが言える。素直で明るい、履歴書に誤字脱字がない。などなど。

突き詰めると親がしっかり教育してきた人。躾がきちんとされている人。

だから僕がすごいんじゃなくて、スタッフの親がすごいだけの話。


だから僕が1番エネルギー使うのは指導でなく面接。面接となると観察スイッチが入る。そうなると本当に細かい。

この前社員の子を面接した時に「人から面接されるって経験があまりなくて、僕どうでしたか?」と聞かれ、注意点やら何やらを10個くらい言ってあげた。本当は30個くらいあるけど。


電話の段階でそれは始まっていて、駄目か良いかは5秒で判断できる。かけてくる時間帯、出だしの言葉、声のトーンなどなどでどんな人間かは5秒でわかる。

その段階で駄目だと判断すると「ごめんなさい、受付は終わりました」とお断りする。面接しても時間の無駄だから。


面接の時も、来る時間帯、初顔合わせの挨拶、席の座り方、履歴書の渡し方、出だしの言葉、お茶を出したときの反応、などなど。めちゃくちゃ観る。

だから僕の面接をクリアするのって難しいと思う。


面接って1番大事で、と言うか人事ってのは会社で1番大事な要素だと思う。だから絶対に上の人間がやるべきだと思うが、サラリーマン時代はなぜか1番下っ端の僕が面接を任されていた。そのおかげで人間を見る目が養われたんだけど。

サラリーマン時代から言われていた。「僕が採用した人は辞めない。僕が採用した人は仕事ができる。」って。自慢じゃないけど、事実そうだったわけで。


今回の新店舗では10数人面接したけど、オープン2週間前まで採用は0で、最悪社員3人くらいで回そうと思っていた。だけどもガガガっと良い子達が採用できて何とかなった。

そのくらい面接においては妥協しない僕です。