チャイコフスキー交響曲5番4楽章の練習用音源を作成するにあたり、

信頼に足る情報源として次の出版物を参考資料として確認を行いました。

 

株式会社全音出版社

チャイコフスキー

交響曲5番ホ短調 作品64

第1版第1刷発行2017年1月15日

第1版第7刷発行2023年9月20日

解説大輪公壱

シリーズ装幀デザイン勝井三雄

ISBN978-4-11-897122-3

 

発行所 音楽之友社

発行所 堀内久美雄

OGT 2121 チャイコフスキー 交響曲5番 ホ短調 作品64

2010年8月10日 第1刷発行

2021年2月28日 第8刷発行

 

また、初版と

First edition (later issue)
出版社情報 Moscow:  P. Jurgenson,n.d.[1888]. Plate 13991.
著作権

Public Domain

 

https://vmirror.imslp.org/files/imglnks/usimg/9/9a/IMSLP609293-PMLP2739-t5.3.pdf

 

チャイコフスキーの原稿を参考資料として用いています。

これらの引用元はIMSLPです。

 

 

ベースにしたものはMusescore上に公開されているSymphony7526さんの

上記譜面を修正しました。

 

4楽章中にあった不具合を報告します。

 

 

音楽之友社

音楽之友社のミニチュアスコアは、チャイコフスキーと同じ管楽器1番パートと2番パートを混合して書いてあるが、
音楽之友社のミニチュアスコアからは、フルスコア、各声部を分離できない小節が複数ある。声部番号1.2.が多く抜けている。
(声部の休符が省略されているので小節内で途中で休みになった、途中から出てきた、の区別が、音友さんの楽譜だけでは判別できない)


Ob 97 sf誤表記本来mf 
497 marcatissimo開始場所 
39 Cl Fg スラー線誤記入。本来3拍目から始まるスラーは小節の最後まで延長される。
40 Cl2 スラー線欠落記入漏れ 
136 Cl p本来ない(初版Hrへの指示を見間違えたと思われる)
83 cl1 Fg1 1拍目アクセント欠落 
101 Fg クレッシェンド開始位置の誤記本来100小節目
434 fl Ob Cl fff記入漏れ Vl1 Vl2 vla Vc Cb fff誤本来ffff
27 Fg クレッシェンド線原稿初版にない独自の編集 
80 1拍目 Trb3 G誤記載本来H(Si)
372 Tbn Tub 2/2の1拍目の裏にある音符誤記載本来2拍目(初版に忠実)
434 tuba fff欠落 230 Timp ff独自の編集
214 Vl2 1拍目Cのみ和音欠落、本来Eが3度上にある
132 Vla Vc Cbのクレッシェンド線の見間違いで記入あり
540 Vla 8分音符の最初の音F♯誤り本来E
200 Vc 2/2 2拍目EHの和音H誤り 本来EA
197 201 2/2 2拍目正F♯A(初版に忠実)
214 Vc 1拍目C誤り本来G(初版に忠実)
473 Vc E3E3E3E3誤り本来H2H2H2H2一小節前を繰り返し(初版に忠実)
106 Tuba mfにpが足りない本来mfp(初版に忠実)
349 Tuba クレッシェンド開始位置間違い本来350のみクレッシェンド
74 Fl123 OB12 Cl12 Fg12 2/2 1拍目の裏ff欠落(初版に忠実)
388 Fl12 Ob12 Cl12 Fg12 アクセント記号誤記載本来なし
392 Fl2 Ob2 Cl2 Fg2 スラー誤記載本来なし
395 Fl2 2/2 2拍裏4分休符誤り本来G♭
421 Fl2 音域の誤り本来 その8va alta
426-427 Fl2欠落 2分音符で E5 G4 C5 F#4
426 Fl3 ff欠落
54 Ob クレッシェンド線の範囲が異なる 本来 2拍目クレッシェンド開始3拍目クレッシェンドの終わり 4拍目デクレッシェンドの始め
54 Cl クレッシェンド線欠落 本来 2拍目クレッシェンド開始3拍目クレッシェンドの終わり 4拍目デクレッシェンドの始め-55の2拍目音符の最後まで
78 Ob2 2/2で2拍目裏D4誤り 本来 E4
386 Ob2 E5に#欠落
55 Cl1 Ⅰの記入漏れ
56 Cl1 ppの記入漏れ
198 Cl 1拍目表 記譜 Si♭ Sol 誤り 本来 Re Si♭スラー開始位置小節の初めから
216 Cl 2/2の2拍目 記譜 Mi♭ Do 誤り 本来 sol Mi♭
401 Cl 2/2の1拍目 アクセント記号誤り 本来 アクセントなし
436 Cl a2 誤り 本来 Ⅱ
151 155 Fl123 Cl12 アクセント記号 誤り 本来 アクセント記号なし
177 2/2の2拍目8分音符で4つ目 Cl2欠落 本来 記譜La♭ 
306 Cl2 小節の始めの音 記譜 La 誤り 本来 Sol 
308 Cl2 小節の始めの音 記譜 La 誤り 本来 Sol  
310 Cl2 小節の始めの音 記譜 La 誤り 本来 Sol
370 Cl2 2/2の1拍目裏 記譜 Si♭ナチュラル記号欠落 本来 Si♮
385 Cl2 小節の始め 記譜Mi♭ ♮欠落 本来 Mi♮
390 Cl2 2/2の2拍目 記譜Mi♭異名同音 Re# 
452 Cl2 2/2の2拍目から次の小節 記譜 Re 誤り 本来 Fa(Ob2を見間違え)
19 Fg スタッカート欠落(原稿に忠実)
218 Fg1 2/2の1拍目裏Gにffが必要
312 Fg 小節の始め C 誤り 本来 E
113 355 Fg2 スラー線記入漏れ
432 Fg ff 2番じゃなくて1番につけて
343と101 ClとHr デクレッシェンドが原稿と初版はmfから始まっている
351 352 353 Hrのクレッシェンドとデクレッシェンドとmfはフルートと同じになる 練習番号Gの前と同じになる
444 Hr34が444から始まるのに対しfffがついているので、Hr12にsempre fffはもう一回書かなくてもよいのでは
529 2/2の2拍目 Hr2 記譜 Faに#が欲しい
16 Hr3 Hr4 記譜ド#ミ#じゃなくてラ#ド#
421 Hr3にffを書いて欲しい
524 Hr4 2/2の2拍目裏 記譜レじゃなくてド
173 Trpにffが書いてあるけど、trb1が出てくるところにつけてほしい
477 Trp たぶんホルンのfが書いてある 書かなくても大丈夫
189 Trpにffが書いてあるけど、trb1が出てくるところにつけてほしい
171 Trb12 2.と書いて欲しい
128 Trb12 ppの記載が原稿にない初版を踏襲している
377-378 Trb12 デクレッシェンドppの記載が原稿にない初版を踏襲している
9 Tuba 原稿はpp 初版はp 音友はp(弦楽器を踏襲している)
11 Tuba 原稿はp 初版はp 音友はmf(弦楽器を踏襲している)ただ、これだとBar12の4拍目のmfと差がなくなってしまう
9-12tubaチャイコフスキーはpp<p<mfとした。
177 tubaが出る所にtubaと記入して欲しい
194 tubaが出る所にtubaと記入して欲しい
230 Timp ffが独自の編集(根拠が原稿と初版にない)金管ffと弦fffのダイナミクスから、そこもTimpがfffのままでも問題ないようにも思う。
561-564 Timpのトレモロ32じゃない16
147 Violine1 ド#ファ(#)じゃなくてド#ラ ファじゃなくてラ デクレッシェンドも書いて欲しい
266 Violine1 ミに♭を書いて欲しい
367 Vl1 Vl2 ファ##ミ♮にスラーを書いて欲しい
147 Vl2 Vlaにデクレッシェンドを書いて欲しい
25 violaにlegatissimoを書いて欲しい
66 Viola 最初の音 ソじゃなくてシ
248 Viola 2/2の2拍目表ラファ(#)じゃなくてソファ ラじゃなくてソ
358 Viola シラド#レ#じゃなくてシシド#レ# 1拍目の裏ラじゃなくてシ
24 チェロとコンバスにpを書いて欲しい
102 Viola Celloファーミソにスラーを掛けて欲しい 途中で止まった
235 Fgの8分音符原稿では4つスラーになっている。また、VcCbにスラーがかかっていないのが、
Fgは2つにスラー2つにスタッカート VcCbに2つにスラー2つはアーティキュレーションなしになっている
235、251 FgVcCb原稿と比べるとアーティキュレーションが違う
原稿に従えば、ファゴットは8分音符4つがスラーVcCbはアーティキュレーションなし
312 最初の音チェロ ドじゃなくてミ
344 Viola Celloファーミソにスラーを掛けて欲しい 途中で止まった
49 Cbにデクレッシェンドを書いて欲しい
52 Cbにデクレッシェンドを書いて欲しい

全音
497 marcatissimo開始場所 512 Ob1 D♯誤記入本来E 39 Fg スラー線誤記入。本来3拍目から始まるスラーは小節の最後まで延長される。
40 Cl2 fff誤記入本来ff 136 Cl p本来ない(初版Hrへの指示を見間違えたと思われる)
240 2拍目 Cl 記譜Mi♮は本来Mi♯(C♯♯4) 83 Cl1 Fg1 1拍目アクセント欠落 Ob>デクレッシェンド線欠落
325 Fg1 1拍目アクセント欠落 Ob>デクレッシェンド線欠落 392 Cl1 2分音符2つが誤り本来全音符 cl2 記譜Solの♯欠落本来sol♯(E♯)
113 353 Fg2 スラー線欠落 434 fl Ob Cl fff記入漏れ Vl1 Vl2 vla Vc Cb fff誤本来ffff
27 Fg クレッシェンド線原稿初版になし独自の編集
317 Trb1 2裏F♯誤記載本来E 363 Tbn. デクレッシェンド線誤記載本来クレッシェンド
504 Trb1 1裏 p欠落 212 2拍目 Tuba F誤本来G
434 tuba fff欠落 197 201 violin1 2/2 2拍目 EAの和音誤記載本来FA
397 Vc Cb デクレッシェンド線欠落 398 Vc Cb mf欠落
502 Vl1 4拍目EHGEの音域誤記載本来それの8vabassa
214 Vl2 1拍目Cのみ和音欠落、本来Eが3度上にある
435 Vl2 2/2 2拍目裏AEの和音誤り本来HE
64 Vla 1拍目 HEの和音誤り本来Eはなし
87 329 Vla 2/2 1拍目8分音符G4誤り本来E4
110 352 Vla Vc スラーの範囲が誤り本来2/2 2拍目表まで
40 2拍目ED♯E誤本来C♯D♯E
200 Vc 2/2 2拍目CAの和音Cが誤り本来EA
197 201 2/2 2拍目正F♯A(初版に忠実)
210 Vc1拍目HチェロHは出ない誤り本来C
214 Vc 1拍目C誤り本来G(初版に忠実)
474 Vc div.誤記入
36 Vla Vc Cb デクレッシェンド線の開始が1拍早い本来3拍開始
108 Cb タイ線の範囲が異なる106から4小節間次110からタイ線の開始
350 Cb タイ線の範囲が異なる348から4小節間次353からタイ線の開始
106 Tuba mfにpが足りない本来mfp(初版に忠実)
349 Tuba クレッシェンド開始位置間違い本来350のみクレッシェンド
112-113 Cb クレッシェンド線欠落
198 Cl 1拍目表 記譜 Si♭ Sol 誤り 本来 Re Si♭スラー開始位置小節の初めから
151 155 Fl123 Cl12 アクセント記号 誤り 本来 アクセント記号なし 
425 Cl スラー誤記載 本来 小節全部がスラー
19 Fg スタッカート欠落(原稿に忠実)
26 Fg12 Hr12 1拍目 テヌート欠落
38 Fg12 テヌート 誤り 本来 アクセント記号
57 Fg12 pp欠落
388 Ob12 Cl12 Fg12 f 誤 本来 なし(あってもいいようにも思う。原稿に書き漏れの疑い)
113 355 Fg2 スラー線記入漏れ
214 Fg2 小節の始め E 誤 C 正
432 Fg ff 2番じゃなくて1番につけて
88 Hr1 fにmが足りない mf
343と101 ClとHr デクレッシェンドが原稿と初版はmfから始まっている
351 352 353 Hrのクレッシェンドとデクレッシェンドとmfはフルートと同じになる 練習番号Gの前と同じになる
421 Hr1 ff欲しい
128 Trb12 ppの記載が原稿にない初版を踏襲している
377-378 Trb12 デクレッシェンドppの記載が原稿にない初版を踏襲している
9 Tuba 原稿はpp 初版はp(全音も初版に忠実)
11 Tuba 原稿はp 初版はp弦楽器に合わせて音量の差をつけて欲しかったみたいなのに同じになってる(初版に忠実)
9-12tubaチャイコフスキーはpp<p<mfとした。
230 Timpのダイナミクス欠落(原稿初版に忠実)
397 Vl1 デクレッシェンドがある(原稿と初版にないが)
147 Violine1に原稿にないデクレッシェンド線がある、2ndへの指示が1stへの指示に見える(初版に忠実、初版と同様の問題)
440 Vl2 sempreを書いて欲しい
235 Fgの8分音符原稿では4つスラーになっている。また、VcCbにスラーがかかっていないのが、
Fgは2つにスラー2つにスタッカート VcCbに2つにスラー2つはアーティキュレーションなしになっている
全音は初版に忠実 原稿に従えば、ファゴットは8分音符4つがスラーVcCbはアーティキュレーションなし
原稿に従えば、ファゴットは8分音符4つがスラーVcCbはアーティキュレーションなし


初版
497 marcatissimo開始場所 83 Cl1 Fg1 1拍目 アクセント欠落 434 fl Ob Cl fff記入漏れ Vl1 Vl2 vla Vc Cb fff誤本来ffff
372 tbn Tba 音符2/2の1拍目の裏誤記載本来2拍目
434 tuba fff欠落
214 Vl2 1拍目Cのみ和音欠落、本来Eが3度上にある
200 Vc 2/2 2拍目GHの和音誤り本来EA
197 201 2/2 2拍目正F♯A
214 Vc 1拍目C誤り本来G
473 Vc E3E3E3E3誤り本来H2H2H2H2一小節前を繰り返し
106 Tuba mfにpが足りない本来mfp
350 Tubaクレッシェンド線、Vlにかけたクレッシェンド線の紙を跨いだクレッシェンド線(開口部あり)がTubaにも記載されているのが誤り
74 Fl123 OB12 Cl12 Fg12 2/2 1拍目の裏ff欠落
151 Cl アクセント記号誤り 本来 アクセント記号なし
155 Fl3 アクセント記号誤り 本来 アクセント記号なし(Ob1のアクセント記号の見間違え)
19 Fg スタッカート欠落(原稿に忠実)
432 Fg ff 2番には原稿に書いてない
128 Trb12 ppの記載が原稿にない
377-378 Trb12 デクレッシェンドppの記載が原稿にない
9 Tuba 原稿はpp 初版はp
11 Tuba 原稿はp 初版はp弦楽器に合わせて音量の差をつけて欲しかったみたいなのに同じになってる
9-12tubaチャイコフスキーはpp<p<mfとした。
230 Timpのダイナミクス欠落(原稿に忠実)
147 Violine1に原稿にないデクレッシェンド線がある、2ndへの指示が1stへの指示に見える
235 Fgの8分音符原稿では4つスラーになっている。また、VcCbにスラーがかかっていないのが、
Fgは2つにスラー2つにスタッカート VcCbに2つにスラー2つはアーティキュレーションなしになっている

 
チャイコフスキー原稿

499 Fg2 2拍裏Aの♯欠落本来A♯
19 Fg スタッカート欠落と思われる(原稿用紙が改ページしている)また、同じことをしている弦楽器のpizzが継続しているため

 

以上の不具合を発見しましたのでここにこれを報告いたします。