開票立会人を務めてきました(8年ぶり2回目) | ふじくまさんのブログ

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今回、久しぶりの開票立会人。

前回は2013年の参院選での開票立会人。今回は衆院選。

ただ、前回とは別の政党からの立会人となります。

前回の時は党の方で手続きをしてくれたのですが、今回は自分で手続きをしてくれとのことだったので、自分で申請書を持って役所の選挙管理委員会まで手続きに行きました。

ちなみに立会人をさせていただいたのはありがたいのですが、私の投票行動は別。立会人をさせていただいた党とは別の党に投票しております。

 

前回と開票作業場は同じ場所でしたが、コロナの関係か前回は第一体育館で選挙区と比例区同じ場所で開票作業したのですが、今回は選挙区を第一体育館、比例区を第二体育館と分けて開票作業。私は比例区担当の立会人だったので第二体育館へ。

 

立会人のお仕事は何かというと、

①まず各投票所から開票所に運び込まれた投票箱の投票口に蓋がしてあり、そこに鍵がした状態であるかの確認作業。

②21時15分に開票作業が始まるわけですが、投票箱に付けられた鍵を解錠し中の投票用紙を分類台に全て出し終えたら、立会人が投票箱に票が残っていないことの確認。立会人の確認後に投票箱が開票所の外に運び出さることになります。

 

ここから、しばらく立会人は暇になります。開票作業の様子を座って見てるだけになります。

様子を見てると、審議票と書かれたカゴが審査係の机に運ばれて来たのですが、

「とりあえず民主党と民主党以外に分けよう」との会話が。

 

つまり今回、立憲民主党と国民民主党が共に略称が民主党なんですね。

そのせいかどうか分かりませんが、民主党とのみ書かれた票が大量に出たわけです。

この民主党とのみ書かれた票は立憲民主党と国民民主党で比例按分票になります。

但し、民主とのみ書かれた票は無効票扱いとなります。

ちなみに、今回私の住む自治体では約11万票余りの有効得票数があり、内約1万5千票の「民主党」票がありました。

 

票は500票で一束となります。選挙番組で途中経過の得票数が500票単位なのはこのためです。

500票の束がいくつか出来てくると、それが立会人の元に運ばれてきます。

 

③票の最終チェック作業。500票の束になった票は縦に輪ゴムがしてあり、票の左半分が記入欄。その記入欄の部分をパラパラとめくりながら例えばそれが自民党の票の束なら全て自民党と書かれた票か、違う票が混じってないかのチェック作業をするわけです。これを各党から来た立会人が順番に全ての票について行います。これが立会人の一番忙しいお仕事かもしれない。

立会人の確認が終わって初めて○○党500票と順番にカウントされていくことになります。

 

ただ、この票チェックをやっていて面白いのはやはり一旦審議票に回されて有効票となった票や無効票のチェック作業ですね。

あーなるほど、これはなんとか分かるなと思いながら有効票としてカウントされた票を見るわけですね。

無効票はもちろん白票が一番多いのは間違いないのですが、色々余計なことを書いて無効票になってる票を見るのは面白いですね。今は無き政党名や候補者を立てていない政党名を書いていたり、候補者名と政党名を一緒に書いていたりと様々ですね。

 

全ての票の確認が終わると、票を箱詰めします。箱詰めしたダンボール箱を更に紙で包みます。

ここで立会人、最後のお仕事。

 

④箱詰めし更に紙で包まれた箱の紙の折り目の所を更に四角い紙で覆うように貼り付け、そこに立会人全員が割り印を押していくという作業。

 

 

これで開票作業は全て終了。立会人には1万円の謝礼金をもらって帰路へ。

ただ、今回元々の終了予定時刻は0時半頃だったんですが実際に終わったのが、なんと2時過ぎ。

開票作業所になっていた体育館前にはタクシーが何台か並んでましたが、私は徒歩で最寄り駅まで15分ぐらいですかね歩き、始発の電車まで駅前のネカフェで時間潰し&開票結果の速報を見てました。

開票作業中は携帯を見れないので、自分のところ以外の結果が分からないんですよね。

 

ちなみに、開票作業所には報道陣席というものが用意されているのですが、来ていたのは共同通信社の人だけでした。

当日の投票所は見ていないので分かりませんが期日前の投票所にも共同通信社の腕章をした大学生のバイトらしき子が出口調査をしておりました。

共同通信社だけが私の選挙区を注目選挙区の一つにしてくれていたようですね。