一部で安倍総理は日中戦争を起こそうとしてる等の妄想による恐怖心を煽ってる方もおられるようですが、常識で考えて日中戦争なんて起きるわけが無いんです。
日中間の一番の懸案は何か？というと、もちろん尖閣諸島です。
尖閣諸島は日本の領土であり、且つ日本が実効支配しているわけです。
日本が実効支配をしているわけですから、日本から中国に戦争を仕掛ける必要性は全く無い。
では逆に中国から日本に戦争を仕掛けてくるか？というと、それも無い。
何故か？
まず、中国にとっての優先順位は朝鮮半島であり台湾です。
朝鮮半島や台湾を置いておいて先に日本というのは戦略上もありえない話。
台湾が何故、中国共産党の侵攻を免れたのか？というと朝鮮戦争が起きたからですよ。
朝鮮戦争が起きたので台湾は後回しにされた。
ちなみに朝鮮戦争はまだ終結していません。休戦してるだけです。
休戦してるだけだから、韓国には徴兵制があるわけですよ。
もし、あのタイミングで朝鮮戦争が起きなければ台湾は中国の一部になっていたはず。
また日中戦争論者は日中戦争が起きても米国は助けに来ない。
日米安保があっても関係ないと。主張してるようですが、そうでしょうか？
仮に日中戦争が起きたら、米国は傍観してれるでしょうか？
ありえないと思いますね。
何故なら、それは米国の国益を大きく損なうことになるから。
もし、日本が日中戦争に負けでもしたら太平洋の西半分の主権は中国に奪われてしまう。
更に日本という米国にとって大きな貿易相手国を奪われることは米国経済にとっても大きな損失。
そして日本を守れなかった米国は西側リーダーとしての地位も失う。
それこそアメリカの時代が終焉し中国が世界の覇権を握る第一歩になるわけですよ。
日本と戦争をするということは米国と戦争をするというのと同じ。
根本的に中国が今、米国と戦争なんて毛頭考えてはないでしょう。
もちろん、仮に日中戦争が起きたら？というシュミレーションを考えておいてもなにも問題はありませんし、尖閣諸島付近での小さな小競り合いは、続くとは思いますが。