武道や、書道・茶道・華道でも、その修行の過程は
守(しゅ)、破(は)、離(り)の三段階に分けられるそうです。
「守」は、既存の教えに忠実に従い型通りにやること。
「破」は、身につけたことを自分なりの形に進化させること。
「離」は、独自の道をさらに極めていくこと。
守破離の段階を経て自分なりの境地を得たと思っていても、
その時の自己の力量以上の問題に当たると、これでは足りないと思い、
また「守」に戻り、守破離を繰り返していくのだそうです。
この話が、今の自分にすごく響きます。
これまでバイヤーという仕事を何年もやってきて、
自分なりのスタイルみたいなものも持っている気がしていたし、
数字という揺るぎない成果も上げてきました。
でも、社外活動で見聞が広まったり、メルマガやHPなどで
情報を発信するようになってから、自分自身の今の実力に対して
壁というか基礎力の不足を痛感していました。
それで最近、お店づくりや流通関連の本を読み漁っています。
そして、経済についても、商品についての専門知識も、
もっときっちり身につけたいと思っています。
自分で一度「守破離」を通過したなどと言うのは
おこがましいのですが、ここまで自分なりに頑張ってきて、
その結果、今また守に戻っているのではないかと感じています。
がんばればがんばるほど、守破離はこの先何度でも
繰り返され、自己は成長していくのです。
これからも、自分のペースで、確実に繰り返していきたいと思います。
楽しみながら、ね![]()
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