桐野夏生著、「女神記」を読みました
沖縄・久高島が舞台と言うことで読んだのですが
それに絡めて、
古事記のイザナキ、イザナミノの
黄泉比良坂の話
(出産の時に亡くなったイザナミを
イザナキが追いかけて行ったけれども
別人のような姿を見て、逃げ帰る話)
その後が創作されていて
とても興味深く、ぐいぐい引き込まれるようにして読みました。
桐野さんが女性だからというのもあるのでしょうが、
たぶん、女の人だったら共感できるような気持ちが
すっごく哀しいけれども描かれていると思います。
久高島が舞台の部分も、
もちろん創作ですが、土地の感じとか
位置とか、頭に思い浮かんで読めたので
個人的にはとっても興味深かったです
久高島が出てくる小説って
他には「豚の報い」とかもありますが
何かを想像させるというか
やっぱり物語性の強い土地だな~って感じます。
小説だけ読むと、なんだかコワイ気もしちゃいますが
そういうものと陽が混じっている気がするので、
昔と違って、
良くも悪くも、
今はいろんなことが緩和されているのかも……。
また行きたい場所のひとつです
本の話なのに、なんだか旅みたいになってしまいました
このところ捨てた物。
・香水
・何のかわからないコード
今までありがとう!