記念すべき?初投稿になります。

 

今回はClarity Mに5.1ch映像の音声

iMacの音声をどのように5.1chで認識させるか?

というお話になります。

 

結果は認識しました!

オーディオインターフェイスでの接続ではありませんが、

機器等が必要になります。

 

それですので正確には、iMacでBlackMagic Design DaVinci Resolveからの音声を

Clarity Mにどうやって5.1chの音声を認識させるのか?というお話になります。

 

 

 

TC Electronic Clarity Mという製品があります。

こういった製品で、上の写真は右側より2ch音声の入力があり、

左側にスコープがあり(モノラルステレオではない)ステレオだと

判断できるレンジのある音声表示があり、

真ん中ではラウドネスや三角形の形での音の広がりが判断できる設定画面になっています。

 

他にも、

ラウドネスターゲット範囲での音の目視や

周波数域での音の目視

などなど、設定できる製品になっています。

 

Clarity M STEREOの場合は2chのみですが、

Clarity Mの場合は、5.1ch対応となっています。

このClarity Mに5.1chの音声を入力するのは、なかなか時間が掛かりました。。。

 

音楽業で使う場合は、オーディオインターフェイスでは楽々に行くでしょうが、

映像関連の音声で5.1chの音声を入力するのは、なかなか考えなければなりません。

 

CalDigit TS3 Plus Dock(ドッキングステーションを)持っているのですが、

このような素晴らしい製品です。

 

ここでCalDigit TS3 Plus Dockのオプティカルで出力を試みて

Clarity Mに音声を送ってみましたが、

2chまでの音声しか認識しません。

 

はてさて、何故に6ch分の音声が送られていないのかとなりました。

 

そこで、各メーカーに連絡を入れての確認。

(それまでに、幾つもの機器を買い色々な接続やソフトウェアを試しました・・・・)

 

まず申し上げたい結果は、返信を載せます。

Clarity Mの Optical入力に関しましては、TOS Linkのみとなっておりまして、ADATやMADI信号を受けることができません。
したがってOpticalからは2ch信号のみの入力となります

という結果です。

 

同時にCalDigit TS3 Plus Dockの方は、

オプティカルで5.1chの音声を送れている。

という結果です。

 

CalDigit TS3 Plus Dockはオプティカルで5.1chを送っているが、

Clarity Mはオプティカルでは2chまでしか受け取れない。

 

そうなると、Clarity MのAESで認識をさせなければならない。

試行錯誤して試していた機器や変換コネクタを活用し、

更に試していくことになります。

 

TC Electronicのお問い合わせの返信で、

他社製品(BlackMagic Design)を活用し、Win機ではあるものの、

認識している例をもらい、更に問い合わせのやりとりをしました。

 

お問い合わせなどをする前に、

iMacの音声をSDIにするため、色々と試みていた時に、

更に色々な製品も購入して試しました。

 

BlackMagic Designの製品です。

 

やりとりの中で、急遽購入した優しいお値段の商品は、

BlackMagic Design Mini Monitorです。

 

色々と試行錯誤していた時に購入していたケーブルを接続し、

更に色々と試行錯誤していた時に購入していた

BlackMagic Design Mini Convertor SDI to Audio

に、接続し・・・

 

そこから、色々と試行錯誤していた時に購入していた変換コネクタなどを使い

Clarity M AESケーブルに接続をしました。

 

しかし、2chまでしか認識しない・・・

 

色々と考えられる中で、アプリケーションも大事になります。

色々なアプリケーションも試しておりました。

QuickTimeでは送れないと思いました。

それは、環境設定で外部デバイスを使った出力先を細かく設定できないからです。

 

そこで、BlackMagic Design DaVinci Resolveの出番です。

 

BlackMagic Design DaVinci Resolveの5.1ch出力関連を

ネットで検索するも、全く記事が存在しません。。。

 

色々と試しました、しかし、5.1chの設定にしても、

音声が2chまでしか振れません。。。

パンを移動すると、LFE以外の音声までは認識します。。。

 

しかし、耳に聞こえる音声は、

最悪の設定・・・

 

バスの設定などもしたのに何故・・・

何度も、色々と試しました・・・

 

これは接続無理なのだろうか・・・

 

いや、Win機にもできているのだ、

ここまで集めて、できないことはない。

 

BlackMagic Design DaVinci Resolveではできないのだろうか?

有料版でなければ。

 

私のことなので、相変わらずにメーカーBlackMagic Designにお問い合わせを入れました。

 

あっという間の解決です。

 

「Fairlight→グループのリンクを選択」というのが抜けていたのです。

 

それをしただけで、聞こえる音声が全く違和感のない音声になり、

BlackMagic Design DaVinci Resolveのマスターの5.1chもしっかりと振れている。

 

Clarity Mの5.1ch音声も見事に振れている。

 

 

解決した瞬間でした。

何ヶ月間?年いった?

業務をこなしながら、そんな取り組みでした。

 

この全ての設定を、返信を活用して簡潔に記載します。

 

機器接続

iMac→

(Thunderbolt3 to Thunderbolt2)

BlackMagic Design Mini Monitor→

(SDIケーブル)

BlackMagic Design Mini Convertor SDI to Audio→

(SDI to AES 変換コネクタ必須)

TC Electronic Clarity M

 

iMacの設定及びソフトウェア

 

BlackMagic Design DaVinci Resolve

 

1.

6chモノラルのタイムラインを作成し、オーディオトラックを適切に配置します。

 

2.

DaVinci Resolve上部のプルダウンメニューでFairlight→バスフォーマットを選択し、

バスのフォーマットを5.1と設定します。

こちらで5.1chの音声に対応することができます。

 

3.

上部のプルダウンメニューでFairlight→グループのリンクを選択し、

1chから6chまでをリンク付けします。

 

4. 

環境設定→ビデオ&オーディオ入出力→Monitor Speaker Configurationにて、

Formatを5.1と設定し、I/O EngineをDesktop Videoを選び再起動をかけます。

 

5.

出力の項目で各チャンネルを指定します。

(BlackMagic Design Mini Monito1~6)

添付画像は5.1chの設定となります。

 

6.

上記の設定に問題がなければ5.1chの音声が正しく配置され出力されるはずです。

 

 

 

TC Electronic Clarity M

 

AESを3系統Clarity Mへ入力した際は、Clarity MのSystemメニューから入力先を「AES1 - 3」を選択

 

5.1ch作品の映像の音声をこれでTC Electronic Clarity Mに送り、

ラウドネス測定や、位相のチェックなどを確認することができます。

 

長い長い戦いでしたが、解決した今は、本当に助かっております。

 

各メーカー様、親身に受け答え頂きまして、本当にありがとうございます。

 

これからも、活用させて頂きます。