参加してきました。

▲全景
こちらの高校は、地域に開かれた高校を目指そうといった方針で
開校3年目にあたります。 そう、今年度がはじめての卒業生を送り
出します。そんな記念すべき時期に、生徒たちに「今までどんな道を
歩んできたか」について50分間、お話をさせていただきました(^.^)

▲来賓用玄関

▲来賓用玄関に飾られたさくら高校の校旗
一方的なお話では飽きてしまうので、フレンドリーな対話を中心に
進めていきました。
感想は、将来何をしたいのかわからない、といった自信のない
生徒さんが多く、「なんでそんなに自信がないのかな?」と疑問に
感じましたが、我を振り返れば、「そうだよなぁ。私もこの子たちと
同じだったなぁ」と共感。ただ、このころの時間が非常にもったい
ないことに気づくのは社会人になってからでした。 将来、あの子
たちがどんな大人になっていくのか、本当に楽しみです。
さくら高校では、基本的に生徒の服装は自由で、
生徒に「○○しなさい!」といった一方的な先生からの指導も
しないそうです。もしもしていたら、校長先生が先生に指導を
辞めさせるように助言するそうです。 生徒には「なんでも自分で
決めさせるようにしている」のです。
だから、私服の生徒もいれば、上下チグハグな制服の生徒、
頭髪も黒から金髪、さまざまな主張をしています。昔の高校では、
こんなことありえない!即、怒鳴られるのが目にみえてますよね。
でも、ここの学校ではそれは普通!
単位制の学校で、必須科目はあるものの、ほかに茶道
やスポーツ、などさまざまな選択ができます。
開校当初はどうなることか・・と気になったそうですが、この3年間
で不登校率がほぼゼロに近い回復率にまで上っているとのこと!
入学当初、先生の話もまったく聞かないで音楽を聴いていた
数十人が、3年後、就職内定がほぼみんな決まった、とも
おっしゃっていました。
将来どうしようかなぁ、と迷っているお子さんは、こんな学校だと
興味のある選択科目がもてて、さらには社会でやっていくための
「自分のことを自分で決める準備段階」ができて、ものすごく
いいのではないか、と感じました。
押し付けでは、「自分のことを自分で決める」ようにはならない
のだ、と感じとれた一日でした。
先生方、生徒さん、ありがとうございました!

▲来賓用玄関脇のギャラリー


▲ギャラリーからみえる中庭!