こんにちは!

心の声からデザインする一級建築士

住まいカウンセラーの藤村泰子です。

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先週末、カラーコーディネーターの

友人と一緒に過ごしていました。



同じ空間にいて同じものを見て

同じものを食べていたのに

こんなにも素敵なものに

囲まれていたかしらと不思議なくらい

彼女のフィルターを通した写真からは

世界がカラフルで美しくて

わくわくした気持ちに満ち溢れていることが

伝わってきました。

 




「色」はインテリアでも

重要な要素のひとつ。

 


お客様から


・白黒のモダンな感じで

・娘の部屋はピンクが良いの

・最近流行ってるグレージュでまとめたい

・青が好きなのでたくさん使いたい…


そんな要望を伺うこともあります。

 


でもね



住まいって

そこで暮らす人の舞台です。

 


どんなに決めこんだ舞台セットがあっても

そこに登場する役者さんと合っていなければ

セリフも動きもぎこちなくなって

見ている方も演じる方も

なんだかしっくりこないんだよなあ・・・

なんて呟きたくなってしまいます。

 


好きな色が必ずしも似あうとは

限らないこともあります。

少しの面積だと映えるのに

全体的にその色を使うと

野暮ったく見えることもあります。

写真だと良く見えたのに

実際に見てみると重い感じがしたり

逆に殺風景な印象を持ったり。



「色」を選ぶのは

一筋縄ではいきません赤ちゃん泣き

 


ここでヒントをひとつ。



インテリアの色を考えるときに

まずは空間のことではなくて

自分に似合う色『軸色』

考えてみましょう。

 


例えば洋服を選ぶときに

この色の服は落ち着く、とか

顔色が良く見える、とか

そんな色はありませんか?

誰かから似合うねと

言われたことのある色も思い出してみて。



自分でよくわからないという方は、

カラーコーディネーターによる

パーソナルカラー診断を受けるのも有効ですね。

(ご相談頂ければご案内します)

 



自分がしっくりくる色味やトーンに

気づくことができたら

それをインテリアにも落とし込んでいきます。

 


でも、リフォームや新築の際にはじめて

壁紙やカーテンといった大きな面積に

色を乗せるのは勇気がいります。



ですから

今の住まいで少しずつ

色を楽しむ練習

していくのをお勧めします。

 


住まいの中にはたくさんの物が存在するので

全てを『軸色』にするのは難しいし

バラバラの色味が混在すると疲れてしまいます。

 




はじめは小さなコーナーで

自分にしっくりくる色をベースに

別の色をあてがってみる。

クッションでも鉢カバーでも

マグカップでも良いのです。

いくつか試していくうちに、

いいなと思える色の組合せや分量が

なんとなくわかってきます。

 


住まいは

人からよく見えることが

ゴールではありません。



あなたが日々

いいなと思えるか

どうかが大事です。

 


だから、この色を楽しむ練習は

インテリアセンスを上げる

ためのものではなくて

あなたが心の声に気づける

感度を上げる練習です。



『軸色』を見つけることが

『自分軸』を見つけることにもつながります。




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