こんにちは!

心の声からデザインする一級建築士

住まいカウンセラーの藤村泰子です。

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先日、私が住んでいるマンションの

3階の一室が売りに出ました。

3LDK、築30年、リフォーム済、

最寄り駅から徒歩12分です。

(新聞広告みたいですね)



驚いたのはその価格。

私がマンションを購入した2年前より

1,000万円も高いのです。



これには私より息子もびっくり。

「2年で1,000万円も価値が上がって得してるね」



ここで私の心の声。

はたして、

値段が上がった

=価値が上がったのか?





ここ数年、建設費の高騰もあって

マンションの価格上昇は恐るべき勢いです。



値段が上がる前に買い急ぐ人もいれば

安い時に購入しておいて良かったと

感じる人もいるでしょう。

他のマンションの価格と自宅を比べて

一喜一憂する人もいるかもしれません。



これって「金」や「株」と似ています。

相場の上下で損得するスリルがあります。

不動産だって投資目的での売買があるので

否定するわけではないのですが、

「住まい」は一歩引いて

落ち着いて考えてほしいのです。



相場が上がったからといって

住まい心地が

変わるわけではありません。



日当たりが良くなったり

部屋が増えたり

修繕積立金が安くなったり

ましてや

配当金がもらえるとか

そういうことはないのです。



得をするとすれば、

安く購入した家が高く売れた

その時(一瞬)です。



普通の人はそう頻繁に

不動産を売買しませんから

長く住み続ける分には

相場の変動はあなたの暮らしに

直接的な影響は与えません。



あなたが毎日感じられる

暮らしやすさ(=価値)と

流通価格は比例しないのです。



不動産はとかく金額で

判断されることが多いけれど



高級な仕様が

あなたには不要かもしれないし

資産価値としては低い要素が

あなたには必要かもしれない。



その見極めは誰がするかといえば

あなた自身です。



暮らすイメージが膨らんでいると

あなたが得られる価値と

優先順位が見えてきます。



割安だからつい急いで契約してしまったなんて

失敗はしたくないですものね。



価値と価格は別物だと割り切って

理想の住まいを手に入れましょう。





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