年末年始の東京都心は
エリアによっては
お仕事の方々がいらっしゃらない分
いつもより静かに街歩きをすることができます。
特に平日のオフィスビルだと
面白い空間だなと思っても
なかなか近くに寄って見たり
写真を撮ることは憚られます💦
建築巡りを楽しみたい私は
人気のないオフィス街でも
薄暗い路地でも
吸い寄せられてしまうので
ほんとうに不審者です。
たまに守衛さんらしき人に
何かお困りですか?
道案内しましょうか?
と声をかけられるので
良い年をして道に迷って
いるようにも見えるのかも。
それはさておき。
先日通りがかったとあるビルの
エントランス兼駐車場が素敵でパチリ📸
特徴的なデザインのビルではないし
ごくごく一般的な平面計画です。
(ここでは皆さんにわかりやすくしたいので
間取り図と表現しますね)
でも、夜の雰囲気が
昼間の印象と全く違うのですね。
ホテルのラウンジのような
高級マンションのアプローチのような
単なる駐車場としての機能を超えて
落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
その秘密は何かというと
照明器具の位置にあります。
駐車場の照明は天井に付けることが多いのに
この駐車場は照明が柱についています。
しかも上向き。
照明の光が
天井面を照らしているおかげで
間接的な光が空間全体を
ほんのり明るくしています。
車の運転をする時
ドライバーの目に眩しく感じる光は
できるだけ避けたいもの。
空間の明暗がつきすぎても
遠近感が掴めなかったりして
運転しづらいのです。
照明計画次第では
明るさも
運転のしやすさも
醸し出す雰囲気も
全く違うことになったでしょう。
おうちの中も同じです。
アパートやマンションのように
同じ間取りであっても
光の扱い方によって
ガラリと印象が変わります。
その部屋で
どのくらいの時間
誰といて
何をしていたいのか
それが明確だと
空間の機能性も
魅力も底上げする
照明器具を選ぶことが容易です。
やみくもに
オシャレだからといって
お部屋の用途にも
あなたの生活にも
家族の性格にも
合わないライトを買う必要はありません。
それに
空間を劇的に変える要素は
光を筆頭に
たくさんあります。
だから
間取り図だけで
家の購入や設計を決めないで
ほしいのです。
あなたが求めている空間を
つくるのに必要なことは
色々な空間に
身を置いてみること
観察すること。
これに尽きます。
モデルルームがあるならまず行って見たり
ホテルに泊まらなくても
ラウンジを待合せ場所にしたり
街歩きをしたり
無料でも体感できるところは
意外とありますからオススメです。
不審者と思われない程度に…
声をかけられないようにお気をつけて(笑)
公式ライン
日々の暮らしを楽しみたい
自分を大切にできる
住まいづくりサポートの情報発信をしていきます。


