こんにちは!

心の声からデザインする一級建築士

住まいカウンセラーの藤村泰子です。

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年末に久しぶりの方にお会いしたり

初めての場所に行くことが増えました。

それも今日までかしら。



職業柄、初めての場所に行くと

ぐるりと見回してから

細部を観察してしまいます。



間取りはもちろんのこと

天井の高さ

照明デザイン

窓の外の景色

家具の配置

通路の感覚

壁の色や質感

ソファクッションの触り心地まで

あちこち撫でまわっていることも()



間接照明の収まりを知りたくて

端っこを覗き込んでいたり。



完全な不審者です。泣き笑い





先日、同業の友人と

最近気になった空間の話をしていて

気づいたことがありました。



空間の構成

人の動線がどうだとか

床の模様が面白かった

というような話をする私に対して



友人は

壁の装飾がどうだったとか

案内板の文字が見にくかったとか

ひとつだけ色の違う照明があった

なんて話をしてくれました。



同じ場所に行って

同じものを見ていたはずなのに


「えっそうだったの?気付かなかった。」


ということがたくさん出てきました。



・・・・



当たり前のことですが

人は目線の先にあるものを見ています。



だから


印象に残るものというのは

普段から向いている目線の

範囲内にあるものが多い。



事実、私は目線がやや下向きで

友人は正面もしくは

やや上を向いているのです。



余談ですが、友人は

靴紐が解けてもすぐに気づかないそう。



印象に残るということは

記憶にストックされますから

住まいを検討する時に



過去に見たことのあるものと

比較して判断します。



けれど

記憶ストックがなかったら



何が良いのか決められない

という状況になるわけですね。



これは空間認識能力の

高低差がある

という話ではなくて


その人の行動パターンが

考え方に影響を

与えているという話です。



だから、住まいを考える時は

自分と違う行動パターンの人と

一緒に考えをシェアしながら

進めることが有効です。



それと同時に

普段の自分の行動を少し気にかけてみて。



下向きの人は

少し顔を上げて


前向きの人は

足元を見つめて



あら、生き方にも通じそうな話になりましたね。



あなたは前向きですか?

下向きですか?



優劣はありません。

あなたの個性です。



複数の視点が補い合うことで

より良い空間をつくることができるのです。



  

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