私が小学校4年の時、母親の友達が連れてきたのが最初。
それから今年で17年目。
いつの間にか私より年老いたナナさんが、今日天命を全うしました。
母が泣ながら電話してきた時、内容を聞かなくてもなんとなくそんな気はしてた。
『仕方がないなぁ』とか言ってしまったけど、仕方がない事なんか無いよねぇ。
今年に入ってから、ナナさんのお腹に腫瘍が出来てしまったんやけど、年齢もあって手術はできへんかった。
1ヶ月前、血まみれで仏壇の前でぐったりしてる姿を見た時、覚悟はした。
それから入退院を繰り返して、金曜日ついに入院先の病院でほぼ意識無く、寝たきりになった。
まだナナさんの姿を見たわけじゃないから、死んだとか実感ないし、またいつかひょっこり帰ってくるんやろなぁっていう気持ちで居てる。
でも、帰り道でふと思った。
今年の冬は毛布に潜り込んでくる寒がりナナさんの姿が無いのかぁ。
とか
お風呂上がり、いつも足の水滴を舐めにくる痛い洗礼がこれからは無いのかぁ。
とか
もう夜中にトイレに着いてきてくれる姿が見れないのか…
そう思うと、無性に悲しくなってきた。
明日、仕事じゃなかったら最後のあいさつしたかったなぁ(´・ω・`)
私や、もっさいオス2匹の猫たちを優しく毛繕いしてくれたナナさん、今まで本当にありがとうございました。