インドの女性が美しく感じる理由。
いろいろ考えてみました。
結論として僕が考えたのは、「宗教」じゃないかと。
そもそもヒンドゥ教における「ガンガー」とはガンジス河を神格化したもので、ガンガーとは女神なのです。
ガンガーが地上に聖水をもたらす際の奔流を受け止められるのは「シヴァ神」のみであるとされ、シヴァ神はガンガーからもたらされた聖水をヒマラヤ山中に注いだとされています。
これがガンジス河の由来だとされています。
また、「パールヴァーティ」という神はガンガーとは姉妹にあたり、とても心が穏やかで優しい神だとされています。
ヒンドゥは多神教なのでいろいろな神がいますが、女神はとても心の美しい神が多いようですね。(勉強不足で、他に心の美しくない女神がいたらゴメンなさい…)
ヒンドゥ教は「キリスト教」、「イスラム教」に次ぐ世界で3番目に信者の多い宗教。
その原点は仏教とも重なる部分が多く、我々日本人にも馴染み易い宗教と言えます。
この方は頭を剃っているのでお坊さんか、熱心な信者だと思いますが、女性です。
世界中のどのような宗教にも共通していると思えるのは、精神的な成長や道徳の教育、人間がまともに成長して行くに当たり、当然な振る舞いを勉強させてくれると言う事。
先日初めてお会いする機会があった玉川学園の熱血教師、栗田和悦先生 の言葉にも、「昨今の教育現場には宗教教育が不足している。どころか公立学校では宗教教育が全くなされていない事に対し、危機感を感じる」と言われています。
一概に宗教と言うと怪訝な顔をされ、ちょっと引かれたりもするのですが、宗教にはとても良い、大切な教えが詰まっているものが非常に多いのです。
皆さんも子供の頃、道徳教育という授業を受けた事がある方も多いと思います。
現在ではその道徳の授業ですら無い学校もあるようですが。
道徳はそもそも宗教の教えが基本になっていると思います。
人は無駄に年輪を重ねても必ず立派な大人になれるとは限りません。
誰かに、何かに教わり勉強する機会があってこそ自分の糧となるのです。
それが道徳であり宗教なのだと最近になって気づかされました。
花を売るおばあちゃん。
この花も単に家に飾る為の物ではありません。
母なるガンガーに流したり、宗教的な意味合いで使用するための物なのです。
インドでは、宗教というものが人々の生活の中にとても重要なウエイトを占めています。
おそらく日本のようにどの家庭にもテレビがあり、パソコンがあり、音楽を聴け、ゲームをし、美味しい物を食べ、残ったら捨てる。
こういう贅沢が無いので宗教を重んずる生活スタイルになるのでしょう。
昔の日本もそうだったのでは…?
街中には菓子や雑貨を売るこのような店がありますが、決して豊かな物資があるわけではありません。
我々は、今一度生活スタイルや文化、子供達への教育など、見直すべき所があるのではないでしょうか…。
一日の終わりに、ガンガーでは小さなお皿の小船に花を敷き、ロウソクに火を灯し流します。
インドでは陽が昇り、沈むまで祈りが絶えません。
この信ずる心が、美しい心を創るのだと、僕も今さらながら勉強させられた思いです。
Dice-ket
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