先月1月21日のこと。
この日は下井草のビリーズバーで、蓮沼ラビィさん主催ライブ 第七回「野獣のポケットには詩があった」に出演しました。
少し時間が経ってしまったけれど、思い返していると、今でもじんわりと胸の奥に温もりを感じる、そんなイベントでした。
ご来場頂きました皆様、誠に有り難うございました!
ライブの中で、それぞれの出演者が、心のバイブルのような詩(自作以外)を朗読するという企画。
一年前からお話を頂いていて、とても楽しみにしていたのですが一年はあっという間でした。
慌てて準備を始めたのですが、意外にも迷ってしまった朗読する詩の作品選び。
バイブルとして心に留め置いた詩の朗読ということであれば、やはり若い頃に影響を受けた作品の中から選びたいな・・・と思い、黄ばんで古ぼけてしまった詩集を本棚や押し入れから引っ張り出し読み返してみました。
おや。
随分と印象が違うぞ。
あの頃の捉え方や感じ方と。
改めて読んでみると違う解釈になったり、当時ほどの衝撃をもって迫って来なかったり、この作業だけでも随分と面白く、興味深いものでした。
思っていた以上に自分との対話が必要で、選出に時間を要したのでした。
主催の蓮沼ラビィさんの開催挨拶があり、普段とはちょっと違った緊張感の中、不汁無知ルの演奏&朗読スタート。
渦は萩原朔太郎作「地面の底の病気の顔」、高田盛輔はさだまさし作「防人の詩」を朗読させて頂きました。
そして、阿呆ノ匙の谷口カズヒトさん、ソメさんと続き、蓮沼ラビィさんの演奏と朗読で締めくくりました。
素晴らしかったです!
演奏は勿論のこと、朗読された詩の一言一言が、大切にしまった宝物を見せて頂いたような、そんな感動をもって迫ってきました。
余韻の残る、本当に素敵なイベント、いい夜でした。
この日の様子は、蓮沼ラビィさんのブログにライブ後記として詳しく書かれています。
是非、ラビィさんの想いと詩への情熱を、素晴らしい文章力でご堪能ください。
「蓮沼ラビィのブログ」
https://ameblo.jp/hasunuma-rabii/entry-12787059147.html
コンセプトのはっきりしたイベントで演奏するのは、澄んだ滝壷に飛び込むような感覚で、非常に気持ちの好いものです。
阿呆ノ匙、蓮沼ラビィの潔いパフォーマンスで洗い清めて頂いたような心持ちで、清々しさすら残るこの日の不汁無知ル。
「野獣のポケットには詩があった」にお誘い頂き、心より感謝いたします。
有り難うございました!