Q:人の褒め言葉が受け取れない



私はずっと
人からの褒め言葉を
素直に受け止められません。


幼少期から、ずっと親に
否定され続けてきた経験があり、
そこから、人から褒められても
それを素直に受け取れないまま
今まで過ごしてきました。


そのせいで
今まで、私のことを
評価してくれようとしていた人が
離れていってしまった経験もあり…

もう、こんな自分に
嫌気が差しています。




本当は、素直に受け取れる方が
ずっといいとは思っているのですが
なかなか昔からの癖というか
習性が抜け切れず、
人から褒められても
未だにモヤモヤすることが多いです…。



どうすれば、素直に言葉を
受け止められるようになるでしょうか?


A:「する」ステージより少し高めから観てあげる



そういえば
「コミュニケーション力」を
高めなければならない!みたいに
叫ばれた時期があったよなあ。


あの時期に出てたビジネス書は
「伝え方が大事」とか
「どうすれば相手に伝わるか」
みたいな『する』ことが
めちゃくちゃ書かれてたよな。


で、みんな必死になって
伝える力を身につけようとした。


けど、今度は伝えることばかりが増えすぎて
肝心なことをすっかり忘れてしまう人が
少なくなかったみたいなんよね。







テレビ、あるやん?

あれって、電波塔だけあれば
テレビが見れる、とは
なってへんのよな。




電波塔は、送りたい側が
用意するもんやんな。




じゃあ、見る人は、なにが
必要になると思う?



まあ、なんとなく
わかる人も多いよな。



答えは、「アンテナ」や。




いくら、強力な電波を飛ばしたところで
このアンテナがぶっ壊れてたら
絶対に受信出来へんのよ。



人なら、これを
感受性、なんて表現するよな。


この感受性が豊かな子は
いっぱいおるんやけど
そんな子に、ひどい言葉をかけたり、
暴言をかけ続けたりすると
どうなってしまうか、わかる?






また、アンテナで例えよう。






例えば、あなたの家に
再生しっぱなしのラジオが
あるとするやん?



そのラジオは
電源なんてなくて
勝手に再生し続けるのよ。

しかも、音量もマックス。







普段は静かやったから
まあそれでもオッケー、
ってなってたところにさ…





そのラジオから
暴言が流れてくるようになったとする。






はじめはちょっとずつやったから
まあ我慢するか…って思って
スルーしてるやん?


ほんなら、今度は
その暴言がどんどん強まってきて
しかも休みなく流れてきはじめた!






聞いてるだけで頭ガンガンするし
今度はこっちまでイライラしてくるわけよ!

ああ、もうやめてくれ!!
ってなる。



そこまでなったら、
ラジオ壊した方がマシや!!

ってなって、ラジオをぶっ壊すのよ。



はい、これで
すべての電波は
受け止められなくなりました。



暴言は、止まったね。
うん、よかったよかった!



これが、ひどい言葉や暴言を
受け続けてきた人の結末やな。



でも、その暴言の電波が途切れた頃
実は優しい言葉や認めてくれる言葉が
流れてるとするやん?


どうやら、他の家には
そういう優しい言葉が流れるように
なってきているらしい。





『うちも、ラジオつけようかな。』


『あっ、ラジオ…壊れてる…』


『どうしよう…直せないよ…』




ってなってるのが
相談者さんの「今」やな。



で、今は、
「受け取らなきゃ!」
「早く直さないと!」
って、
《自分が頑張ってどうにかしなきゃ》
のステージにおるんやな。


現実だったら、確かに
ラジオ買いに行くとか、
ラジオを直してもらう、みたいな
「する」ことでどうにかなるんやけど…



この問題は、マインド、つまり
心の中の問題や。







心は、コントロールしようとしても
なかなかうまくいかへん。

むしろ、その後でしっぺ返しを喰らって
大変なことになることもある。






でも、「本当にそうなりたい」と願ったら、
あとは、それをそっと見守ってあげるだけで
そうなってくるっていう、
魔法みたいな仕組みを備えてるんやな。








だから、今回の場合は
まずは、人からの言葉を
素直に受け止めたいって願うこと。


そして次は
『そうか、そうやって
人からの言葉を素直に受け止めたい
自分がいるんだなあ…』
心に受け止めてあげること。


これを、深呼吸しながら
ゆっくりと自分の中に落とし込んであげる。






きっと途中で
「でも、そんなのでうまくいくわけない!」
って思う自分も出てくる。



そうなのよ。
それもオッケー。


『そうか、うまくいかないと
思う自分もいるんだなあ』

って、それも心で、受け止める。


心がチクチクしてきたら
『ああ、今、心がチクチクしてるなあ』
って、受け止める。





それで、すべて、オッケー。




少し長めに深呼吸をしながら
さっきのイメージワークをしてみると
不思議とスッキリしてるんよね。







で、もう一度
なんの願いだったかを
思い出そうとする。


『あれ?なんの願いだったっけ?
うーん、スッキリして思い出せない…
あっ、そうそう、褒め言葉を素直に受け止めたいんだった!』


それくらい、願いに対しての
執着心が薄まってるのよね。







願いは、忘れた頃に叶うもの。




その、忘れるまでの
時間が長ければ長いほど
叶うまでの時間はどんどん長くなる



でも、こうして
きちんと願望を落とし込んで
その願いをずっと思考から手放すと
あとは、不思議と勝手に動き出すのよ。





「何かをする」とか
「何かを変える」とか
考えなくてもいい。




ただ、その時の流れがあれば
その流れにただ自分を
乗せてあげればええんやなあ。



思考するでもなく
ふと「あ、これしよ」
って感じたものがあったら
それはすぐにやるとええ。



そうやって、その時の流れに
身を任せていくと
最短距離で自分の望みは
手に入るんやからな。




はい、という感じで、
もし自分の心の中にある
アンテナが壊れてるなら
まずはこんな感じで受け止めてあげよう
って話をしてみたで。




もし試してみたら
是非感想を教えてほしい。





効果あったよ!とか
もっとこんなの教えて!
みたいなものがあったら
いつでもまた連絡ちょうだいね。







それじゃ、また!