一番大切なものは健康! | キジバトのさえずり(鳩に執着する男の語り)

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 老人くさい発言だが、若い人にこそ、「一番大切なものは健康!」という真理を伝えたい。しかし、若い時分に健康の大切さはピンとこないものだ。現に、私がそうだった。今の年齢になって、ようやっと理解できた。

 詰まるところ、健康でないと何もできない。不健康だと家でジッとしているしかない。全然、人生が面白くない。

 若いときは病気もなくピンピンしている人が多いから健康のありがたさが実感できない。何かやりたいことを思いついたら、即、行動に移せるのは幸せなことだ。健康である、という大前提がないと、何ごともなせない。私のように46歳にもなると、体のあちこちが故障しはじめる。

 例えば、尿漏れ。治る見込みはなく、一生涯、この症状と付き合っていかないといけない。

 尿漏れパッドを買うと高いので、私は下着を2枚重ねで履いている。おしっこをちびっても下着が2枚あれば、その恥ずかしいシミの範囲を狭められるからだ。そして、下着をこまめに替えてもいる。股間を洗うため、シャワーを1日に2回以上、浴びることもある。全く情けなくなるが、体はいつまでも健康体を維持できない。

 最近はこの尿漏れに加えて、血管がおかしくなってきた。長年の食生活の不摂生(油ものばかり)と運動不足のせいだろう。

 右足のむくみがひどい。多分、静脈瘤という病気だと思う。これだと運動ができない。足が突っ張るような違和感が常にある。

 今度、病院に行って見てもらうが、こんな風に、体の各所が異常をきたす。

 仮に私が高齢者になって10億円を手にしたとしようか。しかし、そんな10億円に価値はない。きっと足腰が弱っているから登山もできない。旅行だってできない。病院通いが通常で、錠剤などを常用している。杖をついて、よろよろと歩く。

 健康こそ、一番の資産なのだ。

 この健康がないと、お金がいくらあっても、人生が色褪せる。やりたいことは何もできず、治る見込みのない病気と付き合って、だましだまし、毎日を送る。

 全く楽しくない。

 映画を見ても、おいしいものを食べても、きれいな桜を見ても、ため息しか出てこない。

 健康の維持については、充分、注意した方がよい。

 最近、ようやっと、自分の健康について考えるようになった。

 食生活を改善し、散歩習慣などをつけようと思う。

 

*余談だが、独身男性の寿命は短い。80代まで生きられず、60代くらいでお迎えがくるように思われる。ろくでもない食生活と、運動習慣ゼロの環境になりやすいからだ。そして、どうしようもないほど、孤独でもある。「独身男は60代で死ぬ」と思って毎日を送った方がよい。長生きできないから、1日1日を大切に生きよう。

 

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◎人生で大切なものベスト3(私はひとつも持っていないが)

 

第1位 健康

第2位 お金

第3位 愛