資本主義社会は食うか食われるかの2択 | キジバトのさえずり(鳩に執着する男の語り)

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株を始めると資本主義社会の本質に気づく。私は正直、資本主義が嫌いなんだが、これに代わるものもないのでお付き合いするしかない。でね、思ったのが、資本主義では食い物にされる方は圧倒的に不利だが、食い物にする方は圧倒的に有利なんだよね。で、大半の国民が前者に属する。必ず後者側に回ろう。

私にちゃんと公務員の仕事をあてがってくれるなら、そんなマネをしたくないが、国家にその気はない。私は一生涯、浪人(無職)だろう。ならば、資本主義社会で生きるうえでは極論、食うか食われるか、という2つの身の振り方しかないように思える。だったら、食う方がいいよね。あまり食えないけどさ。

いつも言っているが「真面目に働こう」と思っちゃダメだよ。それは高確率で、誰かを儲けさせる行為であって自己犠牲に近い。大抵、自分のために真面目に働こう、とはならないからね。我々がすべきことは知恵を巡らせ、嫌な役回りを回避し、したたかに生きることだ。自営業の人はみんなやっている。

逆にいえば、知恵を巡らせ、嫌な役回りを回避し、したたかに生きることができない人は個人事業主とか向いていない。例えるなら、コンビニオーナーみたいな立場になる。本部にがっつりぼられて、自分は大して儲からない。実はオーナーでもなんでもなくて社畜なんだよね。だまされているのに気づかず。

『ゴッドファーザー』というマフィア映画で、WW2が勃発し、マフィアの坊ちゃんが入隊だったか出征だったかする。その際、マフィアの参謀役が、うまくやれば徴兵回避できるのになぜしない?みたいな事を言う。この発想が重要だ。愛国心、国を守る、みたいな美徳も重要だが、どうせ、ばかな連中の無能な

作戦に投入されて、戦場でこちらは死ぬだけだろう。ろくなもんじゃない。お金持ちの子息から率先していくべきであって、貧乏人は最後でよい。愛国心というのは本来、普段よい思いをしている連中が発揮すべきもんだ。でもね、貧乏人ほど、だまされていくからね。大体、私をただの兵隊とは何事か?くらい

の態度でいようよ。最低でも佐官で参謀にしろ、そうじゃないと戦争には関与しないよ、でいい。そんな無責任な、と多少は思うかもしれないが、その善意でさんざん、食い物にされているわけだ。愛国心は重要、と思いつつも、社会の不公正に怒る発想もないと、簡単に捨て駒にされるよ。それが実社会だ。

その犯罪行為をのぞけば、マフィアの方がよほど社会を分かっている。解像度が高い。

 

*Xより転載(クソ引用リポストとクソリプが増えたので元ポストは削除済み)