天神製薬の顧問弁護士――ドゥ・チウ(中国人)は、殺人のぬれぎぬを着せられたことから、大阪府警捜査一課係長の矢村 聡を人質に取って、車で逃走する。しかし、その車中において、矢村が隙を見て、ドゥに襲いかかると、2人はもみ合いになって、車を鳩舎に激突させてしまう。
車が止まると、2人は取っ組み合ったまま、車外に飛び出す。
そして、力の限り、殴り合うが、やがて、矢村が竹ざおをうまく使ってドゥを追い詰める。
矢村が拳銃をドゥに向けて、降参を迫る。
しかし、そのとき、拳銃とドゥとの間に白鳩が横切る。
ドゥは、この隙を利用して、蹴りを放って、矢村を後方に吹っ飛ばす。
すかさず、ドゥは、車に駆け寄って、ハンドルを握る。
***
逃亡するドゥを追う矢村だったが、彼を見失ってしまう。
矢村が橋までやってくると、そこの欄干にとまっていた1羽の白鳩が飛び立って、大空の中に姿を消す。
矢村が橋までやってくると、そこの欄干にとまっていた1羽の白鳩が飛び立って、大空の中に姿を消す。
*姿を消した白鳩は、「もう、ドゥはここにいない」という比喩のように思われる。
*ジョン・ウー監督の映画といえば、白鳩の要素は欠かせない。
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