ファントムハイヴ家の3人の使用人――フィニアン、バルドロイ、メイリンがお弁当(ピクニックランチ)を用意する。
執事のセバスチャン・ミカエリスが、エリザベス・ミッドフォードにこう話す。
小エビのサラダ、サーモンのパイ仕立て、チェシャーチーズのサンドイッチがメニューだ、と。
しかし、バスケットを開けてびっくり、ドバトやブタが丸ごと入っている。
ブタが鳴いたり、ドバトが一斉に逃げ出したりするので、セバスチャンはこれに素早く対処、何事もなかったかのようにバスケットのふたを閉める。
ちなみに、こんなばかげたことをやらかした、オツムの弱い使用人たちは、鮮度が命だと思い、現物をバーナーであぶって食してほしい、と思っていた。
もちろん、常識外れもいいところ、使用人たちはセバスチャンから、お説教される。