鳩メモ(『新共同訳 聖書』に登場する鳩) | キジバトのさえずり(鳩に執着する男の語り)

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◎『新共同訳 聖書』(日本聖書協会)に登場する鳩

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◇『旧約聖書』


■『創世記』

8章8節
ノアは鳩を彼のもとから放して、地の面から水がひいたかどうかを確かめようとした。

8章9節
しかし、鳩は止まる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰って来た。水がまだ全地の面を覆っていたからである。ノアは手を差し伸べて鳩を捕らえ、箱舟の自分のもとに戻した。

8章10節
更に七日待って、彼は再び鳩を箱舟から放した。

8章11節
鳩は夕方になってノアのもとに帰って来た。見よ、鳩はくちばしにオリーブの葉をくわえていた。ノアは水が地上からひいたことを知った。

8章12節
彼は更に七日待って、鳩を放した。鳩はもはやノアのもとに帰って来なかった。

15章9節
主は言われた。「三歳の雌牛と、三歳の雌山羊と、三歳の雄羊と、山鳩と、鳩の雛とをわたしのもとに持って来なさい。」


■『レビ記』

1章14節
鳥を焼き尽くす献げ物として主にささげる場合には、山鳩または家鳩を献げ物とする。

5章7節
貧しくて羊や山羊に手が届かない場合、犯した罪の代償として二羽の山鳩または二羽の家鳩、すなわち一羽を贖罪の献げ物として、もう一羽を焼き尽くす献げ物として、主にささげる。

5章8節
彼がそれを祭司のもとに携えて行くと、祭司は初めに贖罪の献げ物の鳩を祭壇にささげる。まずその首をひねり、胴から離さずにおく。

5章10節
次いで、もう一羽の鳩を焼き尽くす献げ物として規定に従ってささげる。祭司が、こうしてその人のために犯した罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。

5章11節
貧しくて二羽の山鳩にも二羽の家鳩にも手が届かない場合は、犯した罪のために献げ物として小麦粉十分の一エファを携えて行き、贖罪の献げ物とする。それにオリーブ油を注いだり、乳香を載せたりしてはならない。それは贖罪の献げ物だからである。

12章6節
男児もしくは女児を出産した産婦の清めの期間が完了したならば、産婦は一歳の雄羊一匹を焼き尽くす献げ物とし、家鳩または山鳩一羽を贖罪の献げ物として臨在の幕屋の入り口に携えて行き、祭司に渡す。

12章8節
なお産婦が貧しくて小羊に手が届かない場合は、二羽の山鳩または二羽の家鳩を携えて行き、一羽を焼き尽くす献げ物とし、もう一羽を贖罪の献げ物とする。祭司が産婦のために贖いの儀式を行うと、彼女は清められる。

14章22節
更に、手が届く二羽の山鳩か、家鳩を取り、一羽を贖罪の献げ物、他を焼き尽くす献げ物とする。

14章30節
最後に、手が届く山鳩か、家鳩のうちの一羽を、

15章14節
八日目に、彼は二羽の山鳩か家鳩を調え、臨在の幕屋の入り口で、主の御前に出て、それを祭司に渡す。

15章29節
八日目に、彼女は二羽の山鳩か家鳩を調え、それを臨在の幕屋の入り口で祭司に渡す。


■『民数記』

6章10節
そして八日目に、二羽の山鳩ないし家鳩を臨在の幕屋の入り口の祭司のもとに携える。


■『列王記下』

6章25節
サマリアは大飢饉に見舞われていたが、それに包囲が加わって、ろばの頭一つが銀八十シェケル、鳩の糞四分の一カブが五シェケルで売られるようになった。


■『詩編』

55編7節
わたしは言います。「鳩の翼がわたしにあれば/飛び去って、宿を求め

56編1節
【指揮者によって。「はるかな沈黙の鳩」に合わせて。ダビデの詩。ミクタム。ダビデがガトでペリシテ人に捕えられたとき。】

68編14節
あなたたちは二つの鞍袋の間に横たわるのか。鳩の翼は銀に、羽は黄金に被われている。

74編19節
あなたの鳩の魂を獣に渡さないでください。あなたの貧しい人々の命を/永遠に忘れ去らないでください。


■『雅歌』

1章15節
恋人よ、あなたは美しい。あなたは美しく、その目は鳩のよう。

2章12節
花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。この里にも山鳩の声が聞こえる。

2章14節
岩の裂け目、崖の穴にひそむわたしの鳩よ/姿を見せ、声を聞かせておくれ。お前の声は快く、お前の姿は愛らしい。」

4章1節
恋人よ、あなたは美しい。あなたは美しく、その目は鳩のよう/ベールの奥にひそんでいる。髪はギレアドの山を駆け下る山羊の群れ。

5章2節
眠っていても/わたしの心は目覚めていました。恋しい人の声がする、戸をたたいています。「わたしの妹、恋人よ、開けておくれ。わたしの鳩、清らかなおとめよ。わたしの頭は露に/髪は夜の露にぬれてしまった。」

5章12節
目は水のほとりの鳩/乳で身を洗い、形よく座っている。

6章9節
わたしの鳩、清らかなおとめはひとり。その母のただひとりの娘/産みの親のかけがえのない娘。彼女を見ておとめたちは祝福し/王妃も側女も彼女をたたえる。


■『イザヤ書』

38章14節
つばめや鶴のように/わたしはすすり泣きの声をあげ/鳩のようにわたしは呻く。天を仰いでわたしの目は弱り果てる。わが主よ、わたしは責めさいなまれています。どうかわたしの保証人となってください。

59章11節
わたしたちは皆、熊のようにうなり/鳩のような声を立てる。正義を望んだが、それはなかった。救いを望んだが、わたしたちを遠く去った。

60章8節
これらは誰か。雲のように飛び、巣に帰る鳩のように速い。


■『エレミヤ書』

8章7節
空を飛ぶこうのとりもその季節を知っている。山鳩もつばめも鶴も、渡るときを守る。しかし、わが民は主の定めを知ろうとしない。

48章28節
モアブの住民よ/町を捨てて、岩山に住みかを造れ/山峡の岩壁に巣を作る鳩のように。


■『エゼキエル書』

7章16節
たとえ、逃れた者たちが逃れて山に行っても/皆、おのおの自分の罪のゆえに/谷間の鳩のように嘆く。


■『ホセア書』

7章11節
エフライムは鳩のようだ。愚かで、悟りがない。エジプトに助けを求め/あるいは、アッシリアに頼って行く。

11章11節
彼らは恐れつつ飛んで来る。小鳥のようにエジプトから/鳩のようにアッシリアの地から。わたしは彼らをおのおのの家に住まわせると/主は言われる。


■『ナホム書』

2章8節
王妃は引き出され、衣をはがれて連れ去られた。侍女たちは鳩のような声で嘆き、胸を打つ。

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◇『旧約聖書続編』



■『エズラ記(ラテン語)』

2章15節
「母よ、お前の子供を抱き、鳩のように喜びをもって彼らを育て、その足腰を強くせよ。わたしがお前を選んだのだ。」これは主の言葉。

5章26節
また造られたすべての鳥の中から、一羽の鳩を御自分のものと呼び、造られたあらゆる家畜の中から、御自分のため、一匹の羊を取って置かれました。


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◇『新約聖書』


■『マタイによる福音書』

3章16節
イエスは洗礼を受けると、すぐ水の中から上がられた。そのとき、天がイエスに向かって開いた。イエスは、神の霊が鳩のように御自分の上に降って来るのを御覧になった。

10章16節
「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。

21章12節
それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いをしていた人々を皆追い出し、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けを倒された。


■『マルコによる福音書』

1章10節
水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。

11章15節
それから、一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。


■『ルカによる福音書』

2章24節
また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。

3章22節
聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。


■『ヨハネによる福音書』

1章32節
そしてヨハネは証しした。「わたしは、“霊”が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを見た。

2章14節
そして、神殿の境内で牛や羊や鳩を売っている者たちと、座って両替をしている者たちを御覧になった。

2章16節
鳩を売る者たちに言われた。「このような物はここから運び出せ。わたしの父の家を商売の家としてはならない。」