鳩メモ(アニメ『orange』) | キジバトのさえずり(鳩に執着する男の語り)

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・アニメ『orange』の第2話「LETTER02」
 
 高宮菜穂(たかみやなほ)と成瀬 翔(なるせかける)の2人が公園を訪れる。この一連のシーンで、たくさんのドバトが出てくる。
 
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一、橋の上にたむろしているドバトたちが、2人の姿を見て驚いたのか、一斉に飛び立つ。
 
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一、公園のベンチに腰かける2人。この2人が腰かけているベンチに設けられた屋根に、鳩が飛んできて止まる。
 
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一、続いて、上記の場面で、毛づくろいするドバトがアップで映る(毛づくろいしている鳩は、屋根の上の鳩ではなく、2人の近くにいる鳩)
 
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一、2人が帰ろうとして橋を渡る。その際に、橋の手前に見える手すりの上に2羽のドバトが止まっている。鳩が手すりの上をつついたり、きょろきょろと辺りを見回したりする。
 
↑なかなかの鳩濃度で、楽しめた。アニメーション自体は素晴らしい。
 しかし、鳩の色塗りに問題がある。翼の部分だけを妙に明るい白で塗ったり、灰二引の白と黒の部分が入れ替わって塗られたりしているのだ。誰が見ても変だ。
 何か理由があるのだろうか。例えば、そういう風な、ちぐはぐな塗り分けをすることによって、鳩のアニメーションが際立つ、とかいったような……。
 いや、仮にそうだとしても、日本全国に3人くらいいそうな、
「アニメの中に出てくる鳩に多大な興味を覚えている人」
 の印象は、よろしくない。
 ハト首都警の特機隊員として、苦言を呈したい。


 
・アニメ『orange』の第4話「LETTER04」
 
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 神社のシーンで、境内にたむろする、たくさんのドバトが出てくる。
 鳩のデザインが、第2話に登場したものと同じだったので、ちょっと残念に思った。
 しかし、たくさんの鳩が一斉に飛び立つ作画がよかった。あれだけの数がいると、「鳩まみれの幸福」に浸れる。

 

 

・アニメ『orange』の最終話「LAST LETTER」(第13話)

 
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 主人公の高宮菜穂(たかみやなほ)と、成瀬 翔(なるせかける)の2人が、学校の屋上で話しているシーンで、太った鳩がポーポーと鳴きながら歩いていく。
 
(*藤本注1・えびす様を思わせる、肥満体型の鳩を登場させることによって、2人の幸せな関係を遠回しに表現しているのだろう。単なる鳩好き〔俺〕の深読みかもしれないが……)
 
(*藤本注2・原作漫画に鳩は一切出てこない。アニメのオリジナル。ちなみに、アニメ版では、どうして鳩を出してきたのか考えると、未来から手紙が届く、という本作の設定を受けて、アニメのスタッフが伝書鳩をストレートにイメージしたからだと思う。伝書鳩が変じて――すなわち、ドバト、である。あくまで、俺の勝手な想像だが……)