昨日の放浪の記録 | キジバトのさえずり(鳩に執着する男の語り)

キジバトのさえずり(鳩に執着する男の語り)

本家→「知識の殿堂」 http://fujimotoyasuhisa.sakura.ne.jp/

・昨日の放浪の記録。
 
 朝09:30頃、なか卯にて、350円の朝食セットを食す。
 
 09:45頃、セブンイレブンにて、ミラクルジャンプ(1/19発売号)を買う。昨年の俺的ベストアニメ『干物妹!うまるちゃん』のカレンダーが付録としてついているのだ!(家に帰ったら、居間にかざる予定)
 
 09:48頃、セブンイレブンのATMにて、給料のほとんどを引き出す。
 
 09:55頃、メーンバンクのATMに行って、セブンイレブンで下ろしてきたお金を全額、入金する。
 
 10:30頃、国会図書館到着、趣味の作業に入る。
 
 10:45頃、雑誌『日本古書通信』の過去号(計3冊)から、西村賢太が田中英光について書いている記事を手に入れる(コピー)
 
 11:00頃、雑誌『軍用犬』(帝国軍用犬協会)の昭和15年度の号を読み散らかす。
 
 11:50頃、6階の食堂に移動して、Bセット(570円)を食べる。デミグラスソースのかかった、豚のステーキと鶏肉のステーキがメーンのセットで、脇にウインナーとスパゲティが添えられている。そこにご飯とみそ汁がつく。ご飯は雑穀米ではなく、普通の白米を頼む(ただし、大盛)
 いつも思うのだが、ここのみそ汁が好きだ。みそ汁目当てで、この食堂を利用している。具はいつも、もやしとワカメしか入っていない代物なのだが、なぜか、だしがうまい。気に入っている。
 
 12:10頃、『友川カズキ 歌詞集 1974-2010 ユメは日々元気に死んでゆく』を電子資料室で閲覧する。西村賢太と友川カズキの対談部分を読む。
 
 12:40頃、『娘と息子たち』(細川 健。秋元書房)のコピーを手に入れる。伝書鳩が出てくるティーンズ向け小説なのだが、プレミアがついていて手に入りにくい。致し方なく、コピーで我慢する。
 
 12:55頃、雑誌『サイゾー』(2015年 10月号)を閲覧する。伝書鳩に関する記事が載っているらしいのだが、中身を確認しないで買うと、くだらない記事のために本1冊を買う羽目になる。雑誌の色を考えて、全然期待できないことから、国会図書館で一度確認してから購入するかどうか決めようと思っていた。そうしたら、いい意味で、俺の予想を裏切ってくれた。近衛部隊所属の鳩兵という、あまりお目にかかれない写真が載っていたのだ。近衛兵用の帽章がついた戦闘帽をかぶった兵隊が鳩をつかんでいる写真が格好よくて、「おおっ!」と声を上げて喜んでしまった。しかし、キャプションが見にくくて、共同通信の記者、との説明が、この写真に付されているように、はじめは思ってしまう。「この戦闘帽についている章は共同通信の社章か何かなのか? いや、しかし、姿格好は記者風ではなく、明らかに兵隊だ。どういうことだ? 共同通信社出身の兵隊という意味か?」などと、近衛の帽章を見間違えて、考え込んでしまった。
 キャプションが見にくかったり、キャプションを数行に分けて一ヶ所にまとめた揚げ句、「↑←↓→」という矢印でもって、おのおのの写真を説明したりしてはならない。分かりにくいよね、絶対に。
 
 13:00頃、雑誌『文学界』の2015年7月号を閲覧する。西村賢太の『芝公園六角堂跡』を読む。
 藤沢清造全集の未刊行を反省する一文があった。今後に期待したい。全7巻予定の藤沢清造全集が出たら、俺は買うよ。1冊が予価8800円の高価な本だけど、お金は何とかしよう。
 
 14:00頃、国会図書館を出て、地下鉄永田町駅に向かう。
 
 15:00頃、何やかんや、電車を乗り継いでいるうちに、JR新宿駅の構内に到着。新宿に用があるのではなく、構内の立ち食いそば屋に用がある。
 てんぷらそばの大盛(500円)を食す。
 
 15:30頃、上野駅着、駅構内にある、俺が好きそうな雑貨店を順次巡っていく。ベートーベンやモーツァルトといった、クラシックの音楽家たちが、切手型のシールになった商品があって、買おうかどうか迷ったが、結局、買わなかった。
 
 16:30頃、御徒町の方に徒歩で移動し、アメ横を探索する。ゲームセンターに行ったり、中田商店に行ったりする。おすしのストラップが入ったUFOキャッチャーに興味をそそられたが、どうせ失敗して金をむしりとられる結果になるのは火を見るよりも明らかなので、やらなかった(数ヶ月前の『TED2』公開時、劇場近くのゲームセンターで、等身大のテッドを手に入れようと、UFOキャッチャーに挑んだことがあった。しかし、6000円近くつぎ込んでも取れなかった。熱くなると、怒りにかられて、金をどんどん投入してしまう。俺はこのとき、失ったお金よりも、自制することのできない自分を恥じて、「俺は多分、参謀とか司令官にはなれないな。こんなんでは部隊を全滅させてしまう……」と、よく分からない後悔の仕方でもって大いに落ち込んでいる)
 
 18:00頃、徒歩にて秋葉原着。この時間になってくると、早くも店じまいする店が目につく。いきつけのパチンコ屋(一切、パチンコはしないけどね)でおしっこをし、店内のセブンティーンアイスの自販機で、カスタードプリン味を買う。『ガルパン』のスロットに一瞬、目が奪われて、「家にあったら、楽しいだろうな」と、漫然と思う。
 
 18:05頃、万世橋に立って、独り、アイスをかじる。眼前の光景に、「そういえば、『ラブライブ!』で見たことのある景色だな」などと、独り、思う。
 続けて、こんなことも、独り、思う。「交通博物館がなくなってから、だいぶたつな。子供の頃に1、2回しか行ったことがなかったな」
 
 18:20頃、行きつけの書泉ブックタワーに入る。順次、各階を巡っていって、お目当てのミリタリーコーナーへ。
 「『ガルパン』声優」の中村 桜が日本軍将校の格好をした写真が表紙の「中村桜オススメのみりそん!」というCDが目に入る。コンポから曲が流れていたので、しばらく聞いていると、中村 桜のコメントが曲ごとの間に入った、懐かしの軍歌集であることが分かる。キング男性合唱団やボニージャックスといった、軍歌を聞き慣れた者にはおなじみの音源がミリタリーコーナーの雰囲気を妙に懐かしいものにしていた。
 しかし、俺は思う。
 いつも思う。
 どうして、戦後になってから録音された軍歌を収録するのだろうか、と。
 よく右翼の街宣車が愛国的な言辞をのたまっているのを耳にするが、俺は彼らについても、いつもこう思っている。
 なぜ、戦後になってから録音された軍歌を流すのだろうか、と。
 「お前ら偽物だろ」と、言いたくなってくる。戦前戦中のSPレコードを買ってきて、それをMP3とかにして、流せばいいではないか。なぜ、安易な戦後製のCDを使うのだ。
 「本当に愛国者なのかよ」との疑問を覚える。
 普通、右翼の街宣車については、騒音についてだけ、迷惑していることと思う。しかし、俺としては、戦後になって録音された再現曲を聴かされる方が頭にくる。
 あのイロモノ芸人の鳥肌 実でさえ、音源はちゃんと戦前戦中のものを使っている。
 それぐらい、こだわってほしいよね。まあ、中村 桜のCDにまでは求めないけどさ。女の子が軍装している時点で、これはまあ、別物だと考えていいからね。
 でも、右翼は駄目だろ。本物を主張するんならさ!
 
 19:00頃、店内をうろうろした後、結局、2年くらい前に出た、「よくわかる! 陸上自衛隊 ~陸の王者!日本を守る戦車の歴史~」という、『ガルパン』の秋山優花里のコメンタリーがついたDVDを買う。ずっと、買いそびれて、今になって思い出して買ったという、俺的後悔の品である。
 ほかには、ミリタリーコーナーに、『GATE』の絵を全面に押し出した、自衛官募集のちらしと、何かの鳥が敬礼しているイラストが描かれている、自衛隊仕様のティッシュを4つずつもらってくる。
 俺のような中年男が、自衛官募集のちらしをもらっても意味がないのだが、アニメ絵につられてもらってしまった。ちょっと、罪悪感を覚える。
 いや、戦争になれば、戦中の第2国民兵役みたいな形で引っ張ってもらえるかもしれない。そう考えれば、あながち、無駄にはならないか(いや、無駄だね、間違いなく)
 
 19:30頃、行きつけのブックオフに行く。珍しく、何も買わなかった。
 
 20:00頃、地下鉄秋葉原駅に行って、帰宅の途に就く。
 
 21:00頃、川口に帰ってくる。途中、近所のスーパーで、『ラブライブ!』のぷっちょを3個と冷凍ピザ6枚を買う。
 
 21:15頃、藤本家着。古本屋やアマゾンなどから届いている、いろいろな物品を処理する。
 
 22:00頃、お手製の牛鍋をポン酢で食す。
 
 22:30頃、白癬菌(はくせんきん)退治のクリームを足裏や首に塗ってから就寝。