最近はInstagramの更新を頑張っているので、気づけばブログは1か月もほったらかしでした。Instagramはまだ使いこなせてませんが、まずは投稿を少しずつ増やすことから始めています。Instagramのフォロワー100人を目指しているのですが、なかなか増えません。Instagramのアカウントをお持ちの方は#佐恵の会のフォローをよろしければお願いいたします。
今日は着物で踊りの会を観に行きましたが、すごく暑かったです。10月中旬なのに、汗をびっしょりかきました薄めの生地の袷を着ましたが、今日は単衣でも暑いくらいの気温でした。先日買った大原商店さんの麻綿入りの肌襦袢がとても重宝しています。10年以上は使ったあしべ汗取り肌襦袢がさすがに寿命で、その2倍の金額なので1ヶ月買うか悩んだのですが、買って良かったと思います。麻綿が入っていて、補正も減らせます。あしべはたまに襟から肌襦袢が見えることがあり不満だったのですが、大原商店さんのものは襟の開き方が深いところもてとても良いです。とても着心地が良く、最近買って良かったもののベストワンです❣️
ところで、
今、端唄「蓬莱に聞かばや」をお稽古しています。唄を唄う場合は、先ずどういう唄なのか歌詞の意味を考えます。歌詞の中で分からない言葉の意味を調べたり、先生に聞いたりします。ネットでも調べられるようになり、便利になりましたが、結構適当なことが書いてあることがあります。
端唄の中には、すんなり歌詞の内容が入ってくるものもあれば、意味不明なものもあります。
蓬莱に聞かばやは後者の方。最初に歌詞を見た時には、後半部分がどうしてもしっくり来ませんでした。
端唄の歌詞の意味を現代語訳にしている人もいますが、唄い手が歌詞の内容を理解していれば、全てを訳する必要は無いし、訳出来ない歌詞もあります。
蓬莱に聞かばやの歌詞はまさに現代語訳は無理な歌詞です。そもそも、冒頭は松尾芭蕉の俳句から始まっています。
今回は教本に載っている歌詞の当て字がどうやら違うのではないかという結論に至りました。
蓬莱に聞かばや
(端唄・俗曲教本4集より)
蓬莱に聞かばや伊勢の 初便り
恋の山田の ひと踊り
茶くみおなごの 前だれに
結ぶご縁の 神垣や
相の山々 言の葉も
所変われば 品変わる
ほんにうれしい けんしさんヨウマ
あったぞえ 置きなはれ※
今宵しのばば チョット背戸まで
ござれなんもし ンすかんたらしい
言うだなまり※の可愛ゆらし
置きなはれ→起きなはれ
言うだなまり→山田なまり
この二箇所の当て字を変えたら、私の中ではしっくりきました。何が本当なのかは分かりませんが、私の解釈が違っていても、自分の解釈の中で唄は表現する訳で、私の勘違いは誰にも分かりません…講習会などで、歌詞の解説を聞くと勘違いしていたことは良くあります当て字って大事だなと思います。