第136回カズデミー賞・ノミネート作④
6本ごとに独自の映画賞を競います
2002年/アメリカ/戦争アクション/2:25/U-NEXT
ノミネート
・作品賞
・監督賞/リドリー・スコット
・助演男優賞/サム・シェパード
・撮影賞
・視覚効果賞
レビュー
1993年に実際に起こった戦闘をドキュメンタリータッチに仕上げています。
米軍はソマリアで起こった内紛に介入します。
当初は短時間で決着すると高をくくっていましたが、民兵たちの思わぬ反撃にあい苦戦を強いられます。
このあたりは現在のロシアの姿が重なって見えます。
米軍は最新鋭の戦闘ヘリ・ブラックホークを撃墜され、乗組員を救出に行くはめに。
それからは米兵士を救い出すことに血眼となり、泥沼の闘いに引きずり込まれていくのです。
果てることのない市街戦が続き、前線は迷走を繰り返します。
結局大きな犠牲を払い作戦は失敗に終わりました。
アメリカは他国の民族紛争に介入し、大きな痛手を受けました。
これはクリントン政権の失政です。
作戦は失敗に終わったものの、名匠リドリー・スコットの手に委ねられた本作は興行的には成功を収めました。
採点
3.6点
(4.0以上…名作/3.8…もう一歩で名作/3.6…見ごたえあり/3.4…平均点/3.2以下…残念)
戦争映画にありがちな、俳優の顔の見分けがつかないところが難点でした