競馬で勝ちやすいオッズ帯があります。

 

「ゴールデンゾーン」と呼ばれる、どんな予想スタイルであっても勝ちやすい、儲かりやすいオッズ帯というのがあります。

そのゾーンは、一般ファンにはちょっと手が出しづらい単勝オッズでなかなか自信を持って思いきり買うことの出来ないオッズです(*´ω`*)

 

単勝オッズ7.0~29.9倍

 

このゾーンを、私はゴールデンゾーンと称して好んで買います。

なお複勝では抑えません、あくまで単勝です。

理由はこのくらいのオッズ帯ですと、複勝で購入されるファンが多いからです。

 

心理的には「外したくない」思いが強いのが競馬というギャンブルの特性ですから、それを逆手に取らなければなりません。

抑え馬券を購入するということは、この心理状態に当てはまってしまうので、短いスパンで考えれると正解と捉えがちですが、長期的に考えると大きなマイナスとなります。

 

騎手に操作されるにしても、走るのは知性が人間より劣る馬ですから、同じ走りを繰り返すのがとても困難です。

如何にトレーニングをしようとも、毎回パフォーマンスを上げ続けるのは不可能だと思っています。

 

新聞の予想欄で、予想をされる方はこの罠に良く陥るのですが、成績が安定している馬や前走で強い勝ち方をした馬を好んで買います。

けれど、私から言わせるとそういった馬の殆どが、その時に最高の走りをしているので、今回はパフォーマンスが落ちるという視点を持ちます。

 

前走、逃げて大差勝ちをした馬がいたとしましょう。

単勝オッズはその前走の圧勝ぶりから、1.7倍に支持されました。

でも、考え方では・・・期待値(オッズの旨味だと思って下さい)はかなり低めです。

ですから、その走りが再現できるならば、勝たれてしまうかも知れませんが必ず逃げられるとも限りませんし、同じ走りは困難だと思って他の馬を狙いにいきます。

 

同等レベルの実力があって、何かしら原因があって負け続けている馬を狙った方が、的中率は落ちますが回収率は必ず上がります。

ゴールデンゾーンではないのですが例を挙げますと、阪神大賞典&天皇賞春のオルフェーヴル、そして宝塚記念の3戦で考えてみるとしましょう。

 

前年の有馬記念を快勝して、単勝1.1倍に支持されたオルフェーヴルですが、持ち前の気性が災いして3コーナー付近で逸走・・・

3番人気のギュスターヴクライ13.4倍に負けてしまいます。

 

続いての天皇賞春でも、逸走後の怪物と改めて思わせるような走りが評価されて単勝1.3倍に支持されますが、11着と惨敗。

上手く走ることが出来なかったように思えました。

 

そして宝塚記念へ続くわけですが、トレーナーの池江調教師は「放牧に出したあと、状態がなかなか上がらない」こんな感じのコメントを出して、1番人気にはなったのですが、単勝3.2倍と近走2走とは大きく評価を落としての出走となりました。

 

結果は2馬身差の快勝・・・これまでの走りが嘘のような怪物復活をアピールする走りでした。

復活?果たしてそうだったのでしょうか??

 

阪神大賞典は逸走、天皇賞春は後方で競馬をし過ぎて、直線に向いた時にはとても届かないような位置取りだったことが敗因だったと思っています。

 

ですから、宝塚記念では体調云々ではなく本来の走りが出来ればオルフェーヴルは勝てるという考えで、そこに大勝負を持っていける人が、競馬で勝てる人・・・なのだと思っています。

 

「恐らく負けないはず」

「絶対勝てる」

 

この気持ちで、買う馬券よりも

 

「もしかしたら勝てるかも知れない」

「****になれば勝つチャンスは十分ある」

 

この思考でトライし続けることが、実はもっとも競馬で勝ちやすい方法なんですね(/ω\)

安心を買うよりも、可能性を買うことが大切なんです。

株も似たようなところがあるんじゃないでしょうか??

 

向上させるべきポイントは「もしかしたら」と「****になれば」の2点をどのように毎レース探っていけるかです。

それについてはまた書きたいと思っています。

 

eternalwind0907@gmail.com
Twitter → @tanpro0827