【3ヶ月キクだけ的訓練で耳はできた可能性はある】


年明け忙しくて実験の実施も総括もおろそかになっているが、仕方がないのでほぼ毎日「ニューエクスプレス ベトナム語」のスキット録音を携帯電話に入れて出勤途中と帰宅途中に聞き流している。
しかし、なんと、ここ数日の間で急に音がかなり正確に聞こえてくるようになった気がする。
録音・発話者によって単語の発音が微妙に異なることにも気づけるようになってきた。
しかし、単語一つ一つの音が単語として耳に入ってこないので、対策として異なる癖のたくさんの発音例を単語ごとに聴く必要があるとちょっと考えたが違うような気がして別の戦術を考えた。
今は、単語を聴くのではなく、文全体を聴くことを意識することが重要なのではないかと考えてリスニング訓練を行っている。


【外国語習得について “Older is faster, younger is better.” と言われている】

聞き取りはできるようになったが、やはり子供のように自然に覚えるのを待つのはいつできるようになるかわからない上に、意味が分からないこと自体がストレスになってしまう。

意味が取れないことで耳に入らないケースもある気もしてきた。

しかし、文字を見てしまうと自分は受験英語の構文解析が得意だったので、自然に日本語で分析して理解しようとしてしまい、日本語フィルターをがっつり使ってしまうことになり、バランスが難しい。

既に大人(老人)脳なので、先に意味を理解しておいた方が気分がよいかもしれないが、単語暗記では日本語フィルターから抜け出せなくなってしまう。

 

【自分が母国語の日本語を聴いているとき】

 

日本語で文章を聴いている時、単語を一つ一つ捉えている訳ではないような気がする。意味は理解したけど使っていた単語は覚えていないケースはよくある。
映画で「俺はお山の大将だ」と言っていたのを、自分で勝手に「世界は俺のものだ」と言っていたと記憶していたりして、後で見返して「?」と思ったりすることもあった。
聴いた全体の文脈を理解した上で、聞き取れなかった、もしくは知らない・わからない単語・用語だけ抜き出して、その場で「××って言いましたか?××って何ですか?」と聞くこともできるし、文脈全体から知らない単語を類推することもやっている。
となると、外国語についても文全体の構文は頭の中で自動的に「構成されている」状態を作る必要がある。都度、構文解析をしている訳ではない。

 

【今月からの作戦】

 

なので、ここ数日は、個々の例文や単語で意味を理解するのではなく、スキットの流れを頭に入れて、聞き取れない文章の録音を部分的に繰り返して頭に刷り込むのをやってみている。
一気にやるのではなく、スキットの中で特に聞き取れない文章を選択して一日1~2文。
単語を捉えるのではなく文章全体を聴いて、可能なら個々の単語も覚える。

というより個々の単語も事前にチェックしておく。


構文も結局気になってしまうので、これも事前に解析してしまい、構文についても納得しておいて、聞いている間には気にならないようにしておく。


その上で、聞き取れない部分を何度も集中して聞く。
意味は個々に捉えるのではなく、あくまでスキット全体の流れの中の1文として捉えるように意識する。

※勉強したいテキスト本・サイトは他にもたくさんあるが、時間がないので「ニューエクスプレスベトナム語」にしばらくは集中。