その少し前の5/29にも訪れたばかり。そのすぐあとに閉店を知らせる掲示がお店の入口に貼り出されたらしい。
同じナディアパークに入るロフトも6/30での閉店が決まっていたことから、こちらが閉店しても何の不思議もないんだけど、やはりショック。
個人的には、野球観戦とモンベルはとても相性がいいと思っていて、モンベルの目玉商品ともいうべきウィックロン素材のTシャツはユニフォームの下に着ても汗で白くなったりしないし、愛用しているストレッチODパンツは登山用のパンツでありながらチノパンのような色合いなので、電車移動の際でも周りから浮いたりしない。
折り畳み式のサングラスはトランペットなどで埋まってしまうリュックの中でもいい感じに収まってくれる。
その他、日傘やウインドブレーカーなど、野球観戦に使えるものは挙げるとキリがない。
値段がまぁまぁ手頃で、耐久性もよく、アフターサービスもしっかりしていた。
そんなわけでずっとモンベルを愛用してきたのだけど、まさかこの地方の旗艦店ともいうべき名古屋店が閉店してしまうとは…。
港区や長久手にもお店があるけれど、あちらはイオンのテナントとして入っているだけなので、ちょっと…
でも決まってしまったものは仕方がない。
閉店6日前の6/24(土)、これまでの感謝も込めて買い物に出かけることにした。
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お店の入るナディアパークに着いたのは10:37。
入口ではいつもこの熊ちゃんが迎えてくれる。
心なしか目が潤んでる?
そして入口の右にはTwitterでよく見たお知らせが。
あとはお店を見て回った。
閉店だからといって特にセールをやってるわけではない。セールを期待して来た人もいたけど、やってないことを知ると早々に帰っていった。
ゆるやかなBGMと、時折イベントを知らせる優しいアナウンス。いつものモンベル名古屋店の時間が流れていた。
レジに並んでいたとき、隣の店員から「閉店後、また名古屋にもう一店舗できるという話があるのですが、具体的にはまだ何も決まっていません…」との話が聞こえてきた。
どれほど期待していいものなのかわからないけど、そんな話をお客さんにしちゃうあたり、モンベルの優しさが伝わってきたような気がした。
長い間、本当にありがとうございました。
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あとはエスカレーターでロフトの様子を見ながら下る。
もう閉店セールはピークを過ぎたようで空きスペースが目立つ。
公園に面した2階のスペース。
今では信じられないけど、ベンチが埋まるとこの階段に腰掛けている人もたくさんいた。「地べたに座る若者」が問題になっていた時代だ。
1階ではそんなロフトを振り返るコーナーも設けられていた。1996年開業。僕が名古屋に来たのは出来て2年半が経った頃だったんだな。
地階の紀伊国屋書店は随分前になくなって、シャッターは下りたままのようだった。
来た頃はその未来的な佇まいから流行の最先端だったナディアパーク。ロフトもモンベルもなくなってこの先どうなるんだろうかとおもう。