福山市民球場 | ふじものブログ

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福山市民球場に行ってきましたので、そのレポを。



降水確率80%の中、18きっぷで6時間かけて行くのは大変リスキーなことだと自覚しているのですが、
前々からどうしても行きたい球場でもありましたし、年一回の開催日が公休日にハマることもそうそうないので、「昼からの弱い雨」との予報に賭けて日帰り遠征を決行してまいりました。




日曜日にも来た福山。
11時半の到着時点では雨は降っておらず、鞆鉄の棒球専車に乗ること20分で球場着。






バスは外野バックスクリーンの裏側に到着したのですが、いきなり目に飛び込んできたのは軽ワゴンによる外野券売所でした。




中国地方を象徴するようなセンス。
この先の沸き展開を予感させてくれます。





球場内へ


球場全景







▽内野自由席スタンド





この球場の特色はなんといってもこの二層式の内野スタンドではないかと。
1988年改修の際に上層部が増設されたそうです。

旧広島市民球場を意識した作りといえ、広島第二の都市としてのライバル心をバチバチと感じます。

ちなみに雨の予報だったので、二階部が屋根にかかる席には人がびっしり。
私も来たるべき雨に備え、ここに陣取ることにしました。






ファウルゾーンがかなり狭いので、選手の写真もこんなふうに間近に撮れます。





どうでもいいけど、由伸って若い頃はツンツンしてたのに、今は結構ファンに優しいのね。
アップのときにファンとフェンス越しに気さくにお話しされてました。
もう僕と同世代の選手も随分いなくなってしまったので、彼には一年でも長くやってほしいなぁと。




▽外野席





地方標準型芝生席。

表示はないものの両翼は90メートルしかないらしく、一軍公式戦が行われる球場としては最も狭いのだそうです。




▽食べ物も充実




写真は内野自由席エリアでのもの、牛串やちまきなど、普通のホーム球場ではないようなちょっと変わった食べ物を売ってたりなんかして、食欲がそそられます。




試合前には、地元広島県出身の広島・江草投手と巨人・大田選手に花束が贈呈され試合が始まりました。





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∇今日のスタメン
【巨 人】        【広 島】
(二)脇谷            (中)丸
(中)松本哲        (遊)菊地
(指)ボウカー    (右)ルイス
(一)ロペス        (左)エルドレッド
(左)加治前        (指)松山
(右)大田            (一)栗原
(三)坂口            (三)堂林
(捕)加藤            (二)松本
(遊)寺内            (捕)石原
(投)小山            (投)中崎

PL白井/1B佐藤/2B吉本/3B山本



∇試合
広3-4巨(福山13:00/観衆6324)

巨 003 01 =4
広 210 00 =3
(5回降雨コールド)


巨)○小山

広)中崎-●戸田


本塁打)
巨)ボウカー 1号2ラン(3表)

広)エルドレッド3号2ラン(1裏)



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箱庭球場ゲーム。

1回裏、カープはエルドレッドの軽く上がっただけの球が左翼席に飛び込み先制します。広2-0巨。

続く2回裏にもカープは追加点を挙げ、広3-0巨とリードを広げますが、
今度は3回表に巨人ボウカーの詰まった当たりが右翼席に飛び込み同点に追い付きます。広3-3巨。

巨人は5回表に松本哲のタイムリーで逆転に成功しますが、試合途中から降りだした雨が強くなり、試合は5回裏が終了したところで、降雨コールドとなりました。





選手のこと

巨人・實松…ファールゾーンでのウォームアップ中にフェンス越しにファンと軽くおしゃべり。
そのあと少年にボールをプレゼントするなど超優良。





選手たちもこの福山の雰囲気を楽しんでいるかのように伺えました。




広島・前田智…5裏二死の場面で代打で登場。一・二塁間を破る痛烈なヒットを放ち健在ぶりをアピール。
雨はすでにひどくなっており、この回で試合が終わることは明らかだったので、お土産代わりによいものが見れたなぁと。






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帰りも鞆鉄バスで福山駅へ。混む前に球場を脱出できたので30分ほどで到着。

まだ時間も早いので、かねがね行ってみたかった「福山自動車時計博物館」に行ってみることに。






ここのモットーは「きて!見て!さわれ!」
屋内の展示車両は、すべてドアが開き運転席に乗り込むことができます。

日野ルノーのドアが逆ヒンジでちょっと笑っちゃう。




かつてパペポTVで上岡龍太郎が言ってたけど、昔これがタクシーで走っていて、客が自分でドア開けて乗り込んでいたのだそうです。


屋外にはボンネットバスが何台も並べられてて異様な雰囲気。自分が免許持ちでありながら、こんなん普通の大型二種で運転できんのかと思ってしまう。







一時間ほどの見学ののち、再び福山駅へ戻り土曜日にも入ったお好み焼きさん「ねぎ房´z」で早い晩ごはんをとり、再び18きっぷで帰途に就きました。






福山、中国地方らしい「濃さ」を持っていて、発見の多い旅となりました。
この街にしてこの球場ありといった印象。
地方球場好きにはぜひおすすめしたい球場です。


今の風味が損なわれないうちにぜひ遠征されますことを。ありがとうございました。