８月２２日に関東に上陸した台風９号。
入間市は被害が多かったようです。
当店がある武蔵藤沢駅前も
一時は、まるで河川のようになりました。
対策として土のう袋を置きましたが、
それでもやはり、ほんの少しの隙間から
水は侵入するものですね。
水位が上がるにつれ、
店内に入り込んでしまいました。
こうなると水が入り込んでくる小さな隙間を如何に塞ぎ、
それでも店内に入ってくる水を
バケツにどんどん入れることが出来るかが
重要なポイントになります。
途中、店の電気が落ちました。
漏電なのか停電なのか分かりませんが、
電気より今は水の処理が第一優先でした。
いったいバケツ何杯分の水だったでしょうか。
約２時間ぐらい、５人で声を掛け合いながら
ぞうきんに水を含ませ、それをバケツの入れ続けました。
５人のうち、１人は我が娘。
８歳ですが、子どもで頼りになるものですね。
一所懸命に頑張ってくれました。
無我夢中でしたので気がつきませんでしたが、
ぞうきんの絞り過ぎで、
手の指の皮がむけてしまっていました。
まるで、素振りを頑張った野球少年です。
ようやく、ひどい雨がおさまってきて、
店の前の道路の水位も下がってきて一安心。
しかし、１時間も経たないうちに、
再び水位が上がってきました。
雨はほどんど降っていないのに
みるみる水位が上がってきます。
そのときは、なぜだか分からなかったのですが、
氾濫した川の水が駅前に流れてきていたようでした。
ですから、先ほどに比べると水が汚いのです。
その水が、再び店内に入り始めました。
先ほどよりも水位が上がりました。
しかし、要領をつかめていましたので、
水の浸入を減らすことが出来ました。
そして、やはり２時間ぐらいでしょうか、
一所懸命に水をバケツに移していたら
水位が落ち着き始めました。
水が引くと、石と砂と泥が車道や歩道に残りました。
ようやく土のう袋を撤去できる状況になり、
ドアを開けることが出来ました。
あとは、掃除と片づけを行ったのですが、
どうやらニュースで入間市の被害状況が伝えられていたようで
多方面からご心配をいただく連絡をいただきました。
翌日も、片づけをしていると、
『大丈夫でしたか？』と多くの近隣の方々が
声をかけてくださいました。
本当に有難いことです。
災害対策は準備が大切と言われますが、
本当にそう思いました。
今まで大した対策や準備をしていませんでしたので
今後は考えてまいりたいと思います。
皆さまも準備を大切にしてくださいね。
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