昨日、湯田中駅前というか駅舎の一部となっている楓の湯という入浴施設でのんびりしてから渋温泉にたどり着いた。渋温泉に連泊である。

湯田中温泉も渋温泉もかけ流しで相当に熱かった。。

一泊目の宿はバス停からすぐ近くで、どしゃ降りの雨のなか探し回らずに済んでたどり着けたのは助かった。

渋温泉には外湯が九ヶ所もあるそうなので、夕方雨が上がったので場所を確認がてら渋温泉散策をした。一泊目は朝食だけにしてもらったので夕食の場所も決めておきたい。主人は駅ナカ湯田中温泉で何度も入浴したので部屋についたらすぐに横になったので、そのままにして私だけ渋温泉探検。

夕闇に明かりがつく渋温泉の風情は格別で美しい。通りや路地裏を歩くと、どこでも豊富なお湯が流れている水路の水音が絶え間なく聞こえてくる。

宿の人は遅くまでやっている宿に近い和食を奨めてくれたが、散歩の途中で見つけた蕎麦屋が閉店まであと1時間だった。宿に戻って主人と改めて出かけ、蕎麦とうどんをいただいた。蕎麦が手打ちで絶妙、即席めんつゆを使わない味が好ましいお店だった。

宿に戻って内湯に入る。昨晩の宿泊客は我々一組なので檜風呂は家族風呂のようにご自由に24時間ということでした。ありがたい。

主人は熱くて入れないということで、バシャバシャ大量に湯桶で熱い湯を流し、水を入れて湯船に浸かった。あー、極楽!

就寝まで2~3回入浴したのでぐっすり眠れました。


今朝も、朝食前に渋温泉散策。高薬師などを回るご利益ルートをチェック。雨上がりの緑が鮮やかだ。

一泊目のお宿のチェックアウト後、お宿のご厚意で荷物を預かっていただき、外湯キーもお貸しくださった。身軽になって外湯巡りを始めた大湯に入ろうとしたら、あいにく清掃中の札がかけてあったので、神明滝の湯にいざ入湯!だが、熱くて入れない。やけどの怖れもあるくらい。源泉が流れ込む樋の湯の量が多いのだ。しかたがないので樋を移動というか角度を変えて湯船にはいらないようにした。主人も男湯のほうから「もうあがる!」と叫んでいたので、とりあえず一旦撤退する。しばらく大湯の上の行基上人の碑の横の足湯で休むとした。もう休むんですか。と突っ込みがはいりそうだが、なにせ高齢の主人には刺激が強すぎました。この足湯の温度も半端なく熱いので、ここでも水を流して足が浸れる温度にした。いちいち、はいるたんびに温度調整しなければなりません。朝食のとき、宿の女将さんが生卵を源泉に浸けておけば一時間足らずで温泉玉子になる、こちらは自家製とお膳に並んだことを思い出す。温泉玉子ならぬ、温泉大根足ができそうな温度なのだ。

温泉客もまばらで足湯のベンチで休めたので、再び神明滝の湯にリベンジ。先客が熱くて入れないと言う。いやいや、さっきはやけどしそうな温度でしたから、今はまだまし。

お湯を掻き出し、水を入れてやっと入れるように。熱い湯が好みなので、このくらいだったら入れます。江戸っ子だったら、もう水をいれるんじゃない!なんて叱られるくらい。先客には悪いがさっさと入って、出ていった。

先客さんはきっとゆっくりおはいりになれる温度まで水を足したことと思う。

渋温泉九湯巡りのスタンプカードならぬスタンプ手拭いをたずさえて外湯をめぐる観光客が数人いたが、我々は熱湯を入浴適正温度にする労力も気力も失せたので、そのあとは信玄足湯でのんびりしていた。

だらだらしていたら、先ほど滝の湯でご一緒したかたが、手拭いスタンプ全部押しましたと通りかかった。

お若いかたの熱意は素晴らしい!渋温泉九湯巡りコンプリート!

さて、そろそろ遅い昼食でもとって今晩の宿へ向かいましょう。つづく