久しぶりに母親とご飯を食べに行った。
少食なんだけど、何やかんや食べたがる。


身体が言うことを効かないので
動き回る楽しみを奪わわれているからか
会話の殆どか食べ物の話である。


楽しい内容ならいいんだけど。



「そんなに食べれん」
「多すぎる」
「硬い真顔
「柔らかい真顔
「いつも同じもん」


よくもまあそれだけ言えるもんかと。



吐き気があってしんどい


とあさイチ電話が入り
何事かと仕事を休み駆けつけて
病院で検査を受けている間に
明らかに治ってるよねー的な感じだったので


「病院終わったらなんか食べに行こうか」
て言ってみたら
「パスタが食べたい」
だと滝汗



吐き気ある人のセリフちゃうし。


でもここは元気出てきたな、と思って
ファミレス連れてったの。


オーダーしてから
お料理来るまでの間散々
「たくさん食べれん、あんた食べて」って
そればっか。


そうしてるうちに
どーんと1人前目の前に置かれて
あたふたしてんの滝汗
「むりや、食べれん、多いわ!」


だから大丈夫やて真顔
言葉も乱暴になるわ



取り皿に取り分けて
やっと落ち着いて食べ出す。

「父さん全然こんなん作ってくれんし」
とかなんとかいいつつも
大皿にある残りのパスタが気になる様子。


「多いわいねね」


まだ言うてる。



家にいくと、かならず
「今日のおかずは残り物ねん」という。



毎日残り物!ガーン
残り物じゃない日はないんや・・・


しかもさ
残してもいいやんね。
食べきれなかったらさぁ



こうやって毎日毎日
見えない決まりに囚われて
ななじゅううんねん。。。



常に急いで
常にちゃんとして
常に綺麗に
常に迷惑かけずに



そうやって生きてきたから



身体の自由が効かなくなって
気になるけどお掃除できなくて
誰かのお世話にならないといけなくなってる。



わたしはこんな母親に
育てられたのかー


当たり前と思っていた
この囚われから抜けるの長かったー



でね
母親に言ったのね。
お残し許すよー
食べれなかったら
捨てたらいいよ


うんうんうなづいてたけど
わからんだろうなー



せっかくある命、寿命をね
もっと楽しく
もっとゆったり
もっと焦らず
つかってほしーなー





あ、これパスタでない笑



そうそう、
それでそのパスタ、
当然わたしが完食して差し上げたわよ爆笑



葵彩 珠梨