会社の倒産により会社の資産と自宅の土地、建物も差押えられ、長年連れ添った女房からも離婚してくれと言われ承諾すると2人の娘を連れて出て行った。娘達は共に大学を卒業し就職していた。家も近々、競売になるから自分もここを出なければならない。その時、付き合っていたフィリピーナがいて彼女の家はアンヘレス近郊だった。しばらくして彼女が里帰りすると言うので、後を追って初めてフィリピンの地を踏んだ。空港に降り立った第一印象は何か異様な臭いのする国と言うのが偽らざるところであった。彼女が母親と兄と姉とハイエースをチャーターして迎えに来ていたのでそれに乗り込み良く見るとミニスカートを穿いた姉がちょっと変な感じ。そう言えば以前、彼女がオカマの兄とが居ると言ってた。知らなければ美人の女の子だと勘違いして仕舞う。後で分かったのだがこの国はやたらとオカマが多い。マニラから彼女の家迄、3時間くらいだったろうか、家はきちんとしていて貧乏そうではなかった。一週間位いただろうか、彼女は偽装結婚していたので自分と同じ部屋はまずいと言って別の部屋で寝た。2日後にアンヘレスの旅行代理店に行きセブ行きの飛行機チケットとホテルを予約して2人で2泊3日のセブ旅行を楽しんだが最高級のホテルだったので合計20万円程かかった。帰った翌日、親類を呼んで一緒にプールで遊ぶ事になり、当日、スパゲッティやホットドッグを作っていると近所やちょっと離れたサンフェルナンドから続々と集まって来た。そのサンフェルナンドから来た娘が20歳の大学生で私は興味を持った。後でその娘と結婚する事になるのだが、その下りは次回。