先日行った講習会で、先生が、おっしゃった言葉が今も、ふと浮かんでは消え、浮かんではぐるぐるめぐる。

 

「審美は、心の中に」

 

同じものをみても、聴いても、触っても、匂いをかいでも、食しても、私とあなたでは感じるものは違う。

 

親子だって、恋人だって、夫婦だって、親友であったって。

今日の私と、明日の私が同じでないように。

私が感じた思いを、そのまま言葉にするのが、たやすくないように。

 

だから、人と関わるのは、嬉しくて、寂しくて、楽しくて、恐くて、有り難いのか。

日々是好日、なのか。

 

と、思う二月最後の夜。