10月23日(金)、午前11時ころ飛島に着いた。
高速道路を使って7時間半かけて酒田までやって来て、そこから悪天候によるフェリー欠航のせいで三泊し、約60時間後、やっと到着だ。
そうそう、現地を知らない方のために飛島の地図をあげておこう。
飛島での探鳥には欠かせない『日本の離島の野鳥① 飛島』の版元である、わたりがらす出版さんのHPから勝手にDLして使わせてもらっている。今回も図鑑のPRをしておくのでご容赦願いたい。
フェリーが着くのは上の地図の②あずまやの「あ」の字の辺り。今回お世話になった宿は「旅館おばこ」さんなので①おばこ前の向かい。中村集落はそこから北に歩いてテキ穴の先。校庭はそのまんま上の地図に書いてある。港から校庭までは片道2kmくらいと思われる海岸沿いの平坦な道で、ごくたまに自動車も通る。
ということで同図鑑の宣伝をしておく。
この図鑑は飛島の野鳥の情報発信をしてくれている梁川顕治氏(日本野鳥の会山形県支部の支部長さんでもある)が長年の観察結果を元に著した図鑑で、使われている写真はすべて飛島で撮影されたものだ。
飛島で野鳥観察or撮影を志す人はぜひ1冊用意しておいてほしい。Amazonでは扱っていないが、探せばネットで注文できる。また、現地でも確認したが“とびしまマリンプラザ”でも販売していた(定価3,000円+税)
この日、現地の天候は晴れ。風もあまりない。
これならいつも使っているコンデジ(NIKON coolpix P1000)でも撮れそうだと判断し、ミラーレス+望遠のカメラや、雨具、双眼鏡も宿において、鳥さん探しに出発した。
真っ先に向かったのは、ここ。
中村集落の空き地だ。
昨年10月に初めて飛島に来たときに、この空き地で草の茎にしがみつくキクイタダキの群れと遭遇した。
また、少し間をおいて、シロハラホオジロやヤマヒバリといった初めましての鳥にも会えた思い出の場所だ。
だが、今年はそんな僥倖には恵まれなかった…。
続いて向かったのは、休校中の飛島小学校・中学校の校庭だ。
ここにはこんな小さな菜園があってそのすぐ向かいにベンチが置かれている。
このベンチに座って、ぼんやりと鳥さんを見ているのが好きだ。
このときは20~30羽ほどのジョウビタキの群れ、それよりやや少ないアトリ、数羽のミヤマホオジロが採餌していた。
ジョウビタキは無警戒でどんどん近寄って来た。
もちろんメスもいた。
アトリはシャイでなかなか全身を見せてはくれなかった。
たぶんこの個体は木の枝に隠れているつもりなんだろう(笑)
ミヤマホオジロも畑近くにはやってこなかった。
実はこの日、ある方と東屋で待ち合わせをしていたのだが、そろそろ時間になったので校庭裏を出発した。
東屋付近に着いたのは12時47分くらい。相手の方はすでに到着していて、歩みよるこちらを見ている。
ほかには数人が食事したり談笑しているだけで、この方に違いないとは思ったが、「ヒバカリさんですか?」尋ねてみた。
返答は予想通りだった。
ヒバカリさんは新潟在住のBIRDER&bloggerさんで、鳥見でもブログでも自分よりずっと長いキャリアで、写真はキレイ、鳥の同定(識別)は確かだし、ブログの文章は端正で完成された文体の持ち主だ。
まあ何から何まで自分とは大違いなのだが、できることならお会いしたいと思っていた。
飛島へは自分同様に昨秋初めて訪れていて、先に訪問記をアップしてくれ、大いに参考にさせていただいた。
今回の旅行が近づいたとき、もしかしたらヒバカリさんもこの秋に飛島に行かれるのではないかと、思いきって尋ねてみた。
すると、
ヒバカリさんは20日から二泊三日で予定していると教えてくれ、自分とは21日、22日と日程がかぶっていることが分かった。
「島で会ったら情報交換しましょう」と言っていたのだが、フェリーの欠航でヒバカリさんは1日帰るのが遅れ、自分は島に着くのが2日遅れてしまった。
そこで前日の夜、12時45分から13時のあいだと待ち合わせ時刻を決めておいたのだが、30分でもヒバカリさんの探鳥時間を削ることになってしまったかもしれぜず、申し訳ないことをした。
申し訳ないと言えば、やはり前の晩にヒバカリさんから現時点での野鳥出没情報を送ってきてくれた。
ありがたい。
これでどこに行けばどんな鳥さんに会えそうか予測ができた。
ヒバカリさんとは野鳥のこと、ブログのこととお話させていただいたが、あっという間に出航の時間になってしまった。
(photo by ヒバカリさん。これはトリミングしているが、特にお願いしたわけではないのに背景にフェリーの全体が入る構図で撮ってくれた。サスガだ。気に入ったので、遺影用に紙焼きしておいた)
ヒバカリさんを乗せたフェリーが港をあとにした。大きく手を振って見送りさせていただいたのは言うまでもない。
このあと、ヒバカリさんの情報を基に探鳥を始めることになったのだが、またしても予期せぬ出来事が待っていた。
長くなるので、その話は次回にしよう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m













