こんにちは。
今月14日(日)から17日(水)まで出かけていた九州鳥見旅の総集編です。
総集編とか書いていますが、内容は掛かった費用と、見た鳥さんのリストという空疎なものです(^^ゞ
空疎といえば、そもそもタイトルに「九州」とか書いていながら、鹿児島と熊本にしか行っていないではないか! とご指摘もあろうかと思いますが、その点はまあ、先の短い古希老人のやっていることですから、ひとつ穏便に願います(笑)
まず費用です。
三泊四日の一人旅ですが、
11月上旬に予約して、51500円でした。
飛行機(JAL、羽田-鹿児島往復)、ホテル(出水市内・素泊まり)、レンタカー(ナビ、ETC付き・車種は三菱ミラージュ)のセットです。
こうした旅行では飛行機、ホテル、レンタカーと別々に予約される方も多いかもしれませんが、自分は面倒なのでパックになったツアーを探しました。
石垣島や宮古島に行ったときと同じ旅行会社です。
この会社のメリットは、万が一キャンセルした場合、キャンセル代がポイントとして返って来て、次回のツアー代金に充てられるという点です。
つまり実質キャンセル料が無料になります(^^)/
今回も直前まで天気予報を見て、行くかどうか決めることができました。
とはいえレンタルスーツケースは5日前に発送されてしまうので、最終決定は6日前でした。
そのレンタルスーツケース(Mサイズ)は5500円でした。
食費は毎食500円あまり。
ほとんどコンビニのサンドイッチやおにぎりで済ませました。
常日頃から粗食に慣れているので、別に苦になりません(^^ゞ
一番多くかかったのは、ガソリン代でした。
鹿児島空港から出水市までは100kmほど離れています。
出水から熊本市までも同じくらい、最終日には鹿児島市を経由して鹿児島空港に向かったので、4日間で600km以上走りました。
かかったガソリン代は35リットルで、約6000円でした。
高速代は出水から熊本まで往路のみ使って1400円程度でした。
ツル観察センターでは入場料がかかります。
東干拓にクルマで入るには1台1000円が必要で、3日分3000円でした。
ほかに羽田空港と最寄り駅までの高速バスが往復で2600円ほどどかかりました。
ということで、合計は 76000円ということになります。
あれだけの鳥さんに会え、貴重な体験もできたので、個人的には安上がりだったと思っています(^^♪
●九州で出会った鳥さん●
マナヅル※、ナベヅル※、ソデグロヅル※、カナダヅル※、バン、オオバン、ツクシガモ※、カルガモ、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ヨシガモ、トモエガモ、ハシビロガモ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、スズメ、ハシボソガラス、ミヤマガラス、コクマルガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ホシムクドリ※、コゲラ(亜種キュウシュウコゲラ※)、ヒバリ、エナガ(亜種キュウシュウエナガ※)、シジュウカラ、メジロ、ウグイス、ジョウビタキ、シロハラ、ニシオジロビタキ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワセミ、タゲリ、キジバト、カワラバト、トビ、ノスリ、ハヤブサ、ミサゴ、カツオドリ※、セグロカモメ、カイツブリ、カンムリカイツブリ(以上50種類)※は初見初撮り 順不同・思い出したまま(^^ゞ
このうち、出水ではナベヅル、マナヅル、カナダヅル、カナダヅル、ソデグロヅルのツル4種とツクシガモ、ホシムクドリの計6種は、行けば会えると高をくくっていました。
ナベヅル
1月7日の全数調査で9583羽が越冬中と報告されていたツルです。予想どおり、たくさん見ることができました。
マナヅル
全数調査では3373羽が越冬中とのことで、ナベヅルに次ぐ多数派でした。ナベヅルよりも警戒心が強いのか観察路近くでは採餌しておらず、飛んでいる姿を撮ったほうが多かったです。
ソデグロヅル
たった1羽で越冬中ということでしたが、純白の大型ツルなら見つけられるはず…と思いきや、保護区にはいないということで教えてもらって撮影できました。
カナダヅル
最後まで見つけられなかったツルで、時間と場所を教えてもらい、最終日になんとか撮ることができました(^^ゞ
ツクシガモ
ファニーな顔つきが可愛くて、前から見たいと思っていましたが、昨年2月の石垣島では会えず、今年になって渡良瀬でも見られず、今回やっと会うことができました。
思いがけず、群れでの飛翔姿がとてもキレイでした。
ホシムクドリ
ヨーロッパでは普通に見られるそうですが、日本では冬に渡ってくる冬鳥です。
出水ではムクドリよりもたくさんいるんだろうと思っていましたが、なかなか会えず、見たのはたったの一度きりでした。
鹿児島市の谷山港では冬になると漁をするカツオドリの姿が見られる、というのは有名な話らしいです。
自分はネットで知り、行けば撮れるだろうと思っていました。
カツオドリ
顔が青いのはオスです。
場所を探すのに少し手間取りましたが、近くで釣りをしていた方によると、谷山港七ツ島という地名だそうです。
図鑑などによると、九州には亜種キュウシュウエナガ、亜種キュウシュウコゲラ、亜種キュウシュウゴジュウカラ、亜種カゴシマアオゲラなど本州とは違った亜種が存在しているとなっています。
ほかにも亜種キュウシュウキジや亜種キュウシュウフクロウなども記載されています。
鳥運に恵まれない自分ですが、ひょっとするとコゲラやエナガなら会えるかもしれないと頭に入れておきました。
実際に会えたのは、
亜種キュウシュウコゲラ
熊本の水前寺江津湖公園でサンカノゴイの出待ち中に、運よく近くの木にやって来てくれたコゲラくん。
地元の方たちは、必死にコゲラを撮る自分を見て「横浜にコゲラはいないのか…」といった表情をしていました(^^ゞ
亜種キュウシュウエナガ
出水市の市街地からクルマで20分という距離の近さにひかれて行ってみた高川ダムですが、道の狭さに気が引けて、やっぱり引き返そうかと思っていたときに現れてくれたエナガちゃん。
ラッキーなことに、エナガを見たのはここでだけでした。
以上9種類が初見初撮りの鳥さんでした。
初見初撮りではありませんが、ほかに目立っていたのは、
ミヤマガラスです
出水には驚くほどの数がいました。
以前、群馬の田んぼで見たときは、人間を見るとすぐに飛んでましたが、ここでは随分と人慣れしている印象でした。
コクマルガラス
飛んでいるミヤマガラスの群れの中でも見つけ、いるのは分かっていましたが、撮れたのは一度きりでした。
留鳥のハシボソガラスには怖くて近寄れず、渡り鳥仲間のミヤマガラスの群れの端っこでひっそりと生きている姿は、いつ見ても健気で可愛いと思いました。
今回会いたいと思って会えなかった鳥さんは、
・ツリスガラ
覆面姿がカッコいいと思う小さな冬鳥ですが、越冬地として有名な水前寺江津湖公園でも、2~3月でないと見られないとのことでした。
今回、行ってはみたものの成果がなかったのは、
・熊本県熊本港
・鹿児島市 かごしま健康の森公園
事前に調べたものの行けなかった探鳥地は、
・佐賀県東よか干潟
・さつま町宮之城
・鹿児島県指宿市
・鹿児島県開聞岳
などでした。
一週間前に「水前寺江津湖公園でサンカノゴイ」の情報がなければ、佐賀までは行くつもりでした(^^ゞ
今回の旅行にあたり、手持ちの各種図鑑などを参考にしましたが、現地に持っていったのは上の写真の図書です。
ですが一番参考になったのは、出水や水前寺江津湖公園、谷山港での画像をアップしていただいていた見知らぬ方たちのブログでした。
そうした方がたに感謝するとともに、自分のこのブログもいつかどなたかの参考になればと、思います。
ブログであれSNSであれ、ネットに写真を上げるということは、知識を共有する、ということだと思います。
撮影地や日時を明記せずにアップしている方も大勢いて、それはその方の考え次第と思いいますが、自分の写真はとても自慢できるような代物ではありませんから、これからもそうしていきたいと思っています。
全国旅行支援のクーポンがなくなって、お土産も激寂になりました(笑)
早朝から日没まで、鳥さんのことだけを考えていられる旅でした。機会があれば、またどこかに行ってみたいと思っています(^^)/
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m