Tripleight Rasetu&Rasetu3とTrinity 羅刹&Mars18の比較

 

今回はTripleightのラインナップの中でもTrinityからほとんどそのままのバレル重量やバレルデザインを引き継いだ「Tripleight Rasetu」とベースモデル「Trinity 羅刹」、「Tripleight Rasetu3」とベースモデル「Trinity Mars18」の同系2種4モデルの比較をバレル実測や重心位置の検証などをしながら比較してみたいと思います。

■バレル比較画像■

バレル比較22-1

左より 羅刹,Mars18,Rasetu,Rasetu3

 

「Trinity 羅刹」と「Tripleight Rasetu」は大元のベースモデルの「Trinity Mars18」のバレル外径を全体的に一周り細くし、バレルの刻まれている「リング状の刻み」を浅くして、「刻み」の指のかかりを抑えたモデルで、「Tripleight Rasetu3」は「Trinity Mars18」のバレルデザインをほとんど変えずに受け継いだ後継モデルになります。

 

「羅刹」と「Rasetu」のリング状の刻みは、指が滑るのを防ぐ為に、ほんの少しだけ指にかかる程度の滑り止めの様な浅い刻みで、細身の抑え目のトルビードバレルと合わせる事で、グルーピングのしやすさと指離れやコントロール性の良さを重視した実戦的なバレル設計の様です。

 

上記2モデルのベースモデルにあたる「Mars18」とその後継の「Rasetu3」の刻みは、しっかりと指に食いつく無い程よいグリップの指離れの良い「リング状の刻み」で、Tバー効果を得られるトルビードタイプのバレルを合わせる事で、飛びの良さとコントロール性の良さを兼ね備えた扱い易いバレルの設計になっている様です。

 

この2種類のバレルタイプは、バレル外径の太さは若干違いますが共にトルビードタイプのバレルで、同じリング状の刻みでもグリップ(指のかかり)が全然違うので、グリップ弱めで指離れの良いバレルが好みでグルーピング&コントロール性を重視したバレルが良い人には「羅刹」か「Rasetu」を、しっかりとしたグリップの飛びの良いバレルが良い人には「Mars18」か「Rasetu3」が向いているバレルになります。

 

尚、上記のコメントには今回も個人的見解が多分に含まれています。

  

■Trinity 羅刹■

羅刹22

Trinity 羅刹:110選手の要望を取り入れTrinity Mars 18gの全体のシェイプを細くし、カットも浅くリリースの邪魔をしないように変更し、さらに鋭い飛びを追求した、フルチューンモデルです。

(某ショップコメント参照)

 

■Tripleight Rasetu■

Rasetu 22

Tripleight Rasetu:「戦いの中で生まれた」をコンセプトに110選手の要望を取り入れMars 18gを全体のシェイプを細くし、カットも浅くリリースの邪魔をしないようにフルチューンしたモデル、少量生産で入手しづらかった「Trinity 羅刹」を、重心を微妙に変更する事で、より扱いやすくTripleightチューンし、レギュラーラインナップにして入手しやすくした、(110)伊藤健太郎(日本代表)モデルです。

(Tripleight HP コメント参照)

 

■Trinity Mars18■

Mars18

Trinity Mars 18:完成系へ 初代Marsをよりシャープにリデザインし、ストレートに近づけながら、トップ部分に膨らみをもたせる事によりテイクバック時の指に掛かるプレッシャーを構えた時のプレッシャーとほぼかわらないよう設計しまています。

先端部分のシェイプは、ポイントにジャストフィットするよう調整し、多くのプレイヤーに対応できるバレルの設計になっています。

(某ショップコメント参照)

 

オイラの所有する「Mars 18」は最近オクで入手したもので少々の使用感はありますが、程度のわりに比較的手頃な落札価格で入手する事が出来ました。

 

■Tripleight Rasetu3■

Rasetu3 22

Tripleight Rasetu3:「完成形へ」Trinityのレギュラーラインナップの中でも、特に人気の高かったこのモデル(Mars18g)、そのベストセラーモデルを全てにおいて、リテイク、より一層の使いやすさを実現させました。

(Tripleight HP コメント参照)

 

■バレル実測データ■

 

羅刹 (18g) 実測データ

バレル長:約41.99mm

バレル最大外径:約6.69mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.25mm

シャフト側2baメスネジ深長:11.49mm

バレル重量:約16.5g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

Rasetu (18g) 実測データ

バレル長:約42.03mm

バレル最大外径:約6.66mm

ティップ側2baメスネジ深長:約8.7mm

シャフト側2baメスネジ深長:約9.5mm

バレル重量:約16.6g (トータル・ウエイト18gモデル)

Mars (18g) 実測データ

バレル長:約42.17mm

バレル最大外径:約7.00mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.02mm

シャフト側2baメスネジ深長:約15.54mm

バレル重量:約16.5g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

Rasetu3 (18g) 実測データ

バレル長:約42.05mm

バレル最大外径:約6.99mm

ティップ側2baメスネジ深長:約11.53mm

シャフト側2baメスネジ深長:約14.16mm

バレル重量:約16.6g (トータル・ウエイト18gモデル)

 

■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。

尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。

■バレル比較UP画像■

 

羅刹&Rasetu(同系モデル)

羅刹&Rasetu

左より 羅刹,Rasetu

 

Mars18&Rasetu3(同系モデル)

Mars&Rasetu3

左より Mars18,Rasetu3

 

羅刹&Mars18

羅刹&Mars

左より 羅刹,Mars18

 

Rasetu&Rasetu3

Rasetu&Rasetu3

左より Rasetu,Rasetu3

 

■バレル重心比較画像■

比較22-2

左より 羅刹,Rasetu,Mars18,Rasetu3 黒線が重心位置

 

4モデルとも、バレルシェイプとフロントウエイト工法(ティップ側よりシャフト側の2Baネジ部が深い)により前重心のバレルになっています。

 

TripleightのモデルよりTrinityのモデルの方がフロントウエイト工法の設定で重心位置が若干前にあるようで、羅刹&RasetuよりもベースモデルにあたるMars18&Rasetu3の方が重心位置が若干前方にあるようなので、重心位置的にはMars18、Rasetu3、羅刹、Rasetuの順で前重心の設定のバレルになります。

 

■同系モデルの差■

「羅刹」と「Rasetu」、「Mars18」と「Rasetu3」などの同系モデルの差は、刻みなどは新しい物の方が、エッジのかかりが良いので、Tripleightのモデルの方が良い様に感じますが、同じ程度使い込んだら多分違いは判らない程度の差です。

 

重心位置的にみると、Trinityのモデルの方が若干飛びが良い様に思いますが、逆に言うと、Tripleightのモデルの方が少々コントロールしやすい(?)様に設計されている様です、この差は判る人には判るのかもしれませんが、細かい事には拘るくせに、肝心な所が大雑把なオイラにはさほど差は感じられませんでした。

 

同系モデルの差は微妙な差なので、乗り換えを考えている方は輸入バレルなどの同モデルロット違いなどと比べても、違和感無く乗り換えられると思います。

 

同系モデルの比較はマニアックな差が出ない比較なので、文章では伝わり難い細かい比較インプレッションは省き、実測データと画像中心でどどめたいと思います。

・・・決して手抜きではありません (文章を考えるのが面倒な訳ではない)

・・・いや手抜きかも (本当は面倒でした 言い訳:体調を崩したもので)

・・・どうもすみません m(_ _)m (面倒だから、とりあえず謝っておこう)

  

尚、「Trinity」と「Tripleight」には今回比較しているモデル以外にもほとんどバレルデザインやトータルウエイトなどもの変わらないモデルが他にも3種ほどあります。

 

Trinity Saturn18→Tripleight Ninja

Trinity 京都モデル→Tripleight Zen

Trinity 虎徹→Tripleight Kotetsu

 

上記の両メーカー3種のモデルも、ほぼバレルデザインとトータルウエイトの変わらないモデルですが、Tripleightのモデルに関しては入手していますが、Trinityのモデルは20gタイプメインに集めていたのでコレクションの中に残念ながらありません。

 

Trinityの「Saturn18」はオクなどでも比較的手頃な価格で入手出来ますが、生産終了(?)の「京都モデル」と「虎徹」は相場が高いのでチョット手がでません。

 

もしそれらを入手する機会があれば今回と同じ様に比較をUPしたいと思います。

(・・・しかしあまり当てにはしないでください。)

 

余談ですが、オイラはBlogで記事をUPするモデルは、毎回、超音波洗浄器でクリーニングをしてから画像を撮るので、今回は同系モデルの比較になるので、混ざるとどちらがどちらのモデルか判らなくなる可能性があったので(特に羅刹とRasetu)、普通の時より混ざらない様に気を使ってクリーニングや実測などをしました。

オイラはこの手の同系モデルは、普段は収納ケースをメーカー&ウエイト別に別けて、尚且つフライトも別の物を着けて間違わない様にして保管しています。

(どうせめったに投げないのセットが多いんだから、投げないバレルは付属ケースで保管すれば良いと思うのですが、オイラには変な拘りがあり、すべてのバレルをすぐに投げられる様にセッティングして収納ケースに保管しています。)

 

P・S:オイラは所用で数日前まで、5日間程出張をしてまして、久しぶりに都内(23区内)に2日程泊まりました。(現在オイラは同じ東京都でも23区外の空気の良い自然豊かな←[モノは言い様だが・・・]田舎に住んでいます)

 

オイラは仕事などで都内にいる時は、会社の事務所を利用して、御茶ノ水に寝泊りをするので、ダーツを投げたくなった時は、蒲田の「Unicorn」や御茶ノ水の「Blue Arrow」などのダーツバーに行きます。

 

両店ともマシンを10台以上置いてある比較的大きめの箱のダーツバーで、何時いっても大抵投げられるので、都内で時間が空いた時などはよく利用しています。

 

蒲田のUnicornはJR蒲田から徒歩2分程の所にあり、オイラの都内の行動範囲では人と待ち合わせして利用するのに便利なので、今回も友人と夕食がてら待ち合わせをして、投げに行きました。

 

御茶ノ水のBlue Arrowは今回の出張中も2度ほど行きましたが、オイラが寝泊りする会社の事務所の近所(徒歩1分程度)の、神田小川町の交差点の近くにあり、昼間(PM7時まで1ドリンク制)だと30分投げ放題で300円と、まるで漫喫の様な料金で投げられる、一人の練習などにも最適の都内の穴場のダーツバーです。

 

両店とも小奇麗な、感じの良いダーツバーで、仕切も低く、一見さんでも気軽に入ることの出来るので、近くに行く機会があれば是非いってみてください。

 

話は変わりますが、最近、オイラは無理すると、すぐ体調を崩す(年なので)ので、出張中は色々な意味で無理をするので、体調維持の為ユンケルが手放せません。

(今回も朝夕1日2本ずつノルマの様に飲んでいました。尚、文中の「無理」とは非常に体を酷使するア~ンな意味やコ~ンな意味があります。)

 

・・・出張中は息子のJonny(安食氏ではありません)もユンケル効果で暴れん坊だったので、昼夜問わず暴れまくっていましたが、出張から戻り、ユンケルを飲むのやめたとたん、ツケが出て、体中の関節が痛くなり熱を出して寝込みました。 (T_T)

・・・Jonnyと言えば、オーダーを入れておいた、即日完売したAstra Dartsの最新作Jonny Type3のオーダー確認の連絡がありました (/´∇`)/ ヤッタ~

・・・Type3が手元の届いたら、他の2タイプの「Jonny」との記事をUPします。

・・・それはそうとオイラも年を考えて「遊び」もほどほどにしなきゃマズイな (-_-;)