Dart Buyer's Guide : ASTRA シリーズ
今回は輸入バレル単品の中で、コストパフォーマンスが高く、人気がある「Dart Buyer's Guide」のASTRAシリーズ[6種類2タイプ(16&18g)展開]のAT-1、AT-2、AT-3、AT-4、AT-5、AT-6の6種の18gタイプのバレルを、バレル実測や刻みの違いなどを検証しながら紹介したいと思います。
■バレル比較画像■
左よりAT-1、AT-2、AT-3、AT-4、AT-5、AT-6の順
「ASTRAシリーズ」のバレルシェイプは大まかに分けて、「スタンダードタイプ」のAT-1、AT-4、AT-6と、画像では判りづらいですが微妙にシェイプがかかっているストレートに近い「細めのスタンダードタイプ」(この表現で合っているのか?)のAT-2、AT-3、AT-5の2種類のバレルシェイプに分かれます。
■AT-1■
AT-1 (18g)実測データ
バレル長:約39.91mm
バレル最大外径:約7.22mm
ティップ側2baネジ部の深さ:約14.12mm
シャフト側2baネジ部の深さ:約13.39mm
バレル重量:約15.55g(トータル・ウエイト18gモデル)
AT-1:スタンダードタイプのバレルにリング状の刻みと格子状の刻みの2種類の刻みが配されており、ASTRAシリーズ中、唯一複種の刻みが使われているバレルになります。
(AT-1は前後を逆にして使っても面白いと思います。)
■AT-2■
AT-2 (18g)実測データ
バレル長:約40.77mm
バレル最大外径:約6.61mm
ティップ側2baネジ部の深さ:約9.29mm
シャフト側2baネジ部の深さ:約9.57mm
バレル重量:約15.65g(トータル・ウエイト18gモデル)
AT-2:細めのスタンダードバレルに4本のリング状の刻みを配した、シリーズの中では、一番シンプルなバレルになります。
(AT-2はこの記事を書く為だけに入手しました。)
■AT-3■
AT-3 (18g)実測データ
バレル長:約40.76mm
バレル最大外径:約6.66mm
ティップ側2baネジ部の深さ:約9.01mm
シャフト側2baネジ部の深さ:約9.59mm
バレル重量:約15.95g(トータル・ウエイト18gモデル)
AT-3:細めのスタンダードバレル全体に細かいリング状の刻みを配した、どの様なグリップ位置にも対応できる、程よいグリップ力のある、癖の無い扱いやすいバレルになります。
(AT-3はAT-4と同じ様なバレルシェイプを想像して入手したのですが、実物は想像していたよりも細めのバレルでした。)
そう言えば、AT-3はTripleightのZenに似ているバレルと、オークションで出品されていました。・・・似ていない事もないが、バレルシェイプなどはかなり違います。
■AT-4■
AT-4 (18g)実測データ
バレル長:約40.68mm
バレル最大外径:約7.08mm
ティップ側2baネジ部の深さ:約13.31mm
シャフト側2baネジ部の深さ:約13.39mm
バレル重量:約15.6g(トータル・ウエイト18gモデル)
AT-4:スタンダードタイプのバレル全体にリング状の刻みが程よい間隔で配されており、その「リング状の刻み」の感じなどが「Trinity Venus」に似ている事でも知られ、今回紹介している「ASTRAシリーズ」中のでも人気のあるバレルになります。
(ロットによってはもっとVenusに似た感じのバレルシェイプになるモノもあるようです。・・・実物を確認して購入しましょう。)
■AT-5■
AT-5 (18g)実測データ
バレル長:約40.77mm
バレル最大外径:約6.61mm
ティップ側2baネジ部の深さ:約9.37mm
シャフト側2baネジ部の深さ:約9.4mm
バレル重量:約15.85g(トータル・ウエイト18gモデル)
AT-5:細めのスタンダードタイプのバレルの中央に6本のリング状の刻みを配した、癖の無い扱いやすいバレルです。
(AT-5に関してはガイトブックの画像では「John Lowe」を細長くした様な、もう少しシェイプがある様なバレルだと思い入手したのですが、実物は想像とかけ離れたバレルでした。)
■AT-6■
AT-6 (18g)実測データ
バレル長:約40.34mm
バレル最大外径:約7.11mm
ティップ側2baネジ部の深さ:約14.28mm
シャフト側2baネジ部の深さ:約13.75mm
バレル重量:約15.45g(トータル・ウエイト18gモデル)
AT-6:DMCのMaverickのリング状の刻みをバレル中央まで増やした様な、スタンダードタイプのバレルになります。
(刻みの配置などはUNICORNのCC885 Barry Twomlw あたりにも似ています。・・・Barryも持っているので、そのうちこの3種も比較してみようかな)
■バレル実測データは、すべてデジタルスケール(0.01g単位)とデジタルノギス(0.01mm単位)を使い実測しました。
尚、実測データは、各セット内のバレル間に重さや寸法に少々の「バラつき」が有るので、所有セット内の平均値で表示しています。
■バレル重心比較画像■
左よりAT-1、AT-2、AT-3、AT-4、AT-5、AT-6の順
ASTRAシリーズはバレルシェイプや刻みの違いなどはありますが、全タイプともほぼセンター重心のバレルになります。
■バレルの選考ポイント■
「ASTRAシリーズ」は特に癖のない扱いやすいバレルシリーズで、大まかに分けて「スタンダードタイプ」と、見た目ではストレートに思えるがバレルに微妙にシェイプがかかっている「細めスタンダードタイプ」の2タイプのバレルシェイプに分かれ、バレルタイプの中で下の画像の様に刻みが分かれているので、購入を考えている方はバレルシェイプと刻みの種類の2つの選考ポイントで好みのバレルを選べば良いと思います。
■スタンダード・タイプの刻みの違い
左よりAT-1、AT-4、AT-6の順
好みは人それぞれですが、個人的にはスタンダードタイプの3種の方が高パフォーマンスモデルになると思います。
■細めのスタンダード・タイプの刻みの違い
左よりAT-2、AT-3、AT-5、の順
■注意■
ASTRAシリーズのバレルに限った事ではないのですが、輸入物のバレルは製造ロットによってバレルシェイプに影響が出るほど、実測値が違う場合がある様なので、この記事の実測デーダーや重心位置などは参考程度に考えてください。
(バレルシェイプを「スタンダード」と「細めのスタンダード」の2タイプに分けて紹介をしたが、同モデルロット違いで「スタンダード」と紹介しているモデルが「細めのスタンダード」になる可能性もあるかもしれません。・・・んな!無責任な!)
■Dart Buyer's Guide■
Dart Buyer's Guideは数百種(・・・数えるのが面倒なので)のハード&ソフトのバレルと数百種(・・・こちらも数えるのが面倒なので)のパーツ類が載っていて、ダーツ用品を選べる事ができる、34Pほどのイギリス系のバイヤー用ガイドブックです。
(ガイドブックの画像もUPをしようとしたのですが、1記事につき10画像までしかUP出来ないので、省略をしました。)
最近は比較的高額なバレルばかり紹介をしていたが、ケチなオイラとしては個人的にはコストパフォーマンスの高いバレルが好きで、不必要なフライトやシャフトなど(好みによってパーツはどうせ付け替えると思うので)が付属していないバレルのみ二千円台で購入する事の出来る「Dart Buyer's Guide」の「ASTRAシリーズ」などは、バレルのみを必要とする人には、癖が無く扱いやすくバレルデザインなども豊富で「オススメ」出来る代表的なソフトバレル・シリーズだと思います。
(オイラの場合、AT-4をセカンド「友人ガン投げ用」として携帯ケースに常時入れています)
PS:最近、グラデーション・ナイロンシャフトがMyブームで、何セットか購入をしたのですが、所有しているナイロンシャフト(白・M)を自分で染めようと思い、トライしてみました。
黒のナイロン用染め粉を入手し、シャフトを染めてみたのですが、最初は時間、温度、染め粉の量などの具合が判らず、段差が付いたグラデーションになってしまいました。 (-_-;)
凝り性のオイラは「このままでは納得が出来ない!」と思い、コツを掴もうと何度がシャフトを染めているうち、黒のグラデーション・シャフトばかり20セットも染めてしまいました。
(違う色の染め粉も用意しとけば良かった)
最近は「投げ込む」時間より、このblogを書く為に費やす時間やパーツ類をいじっている時間の方が長くなりました。
・・・本末転倒の話になりますが、「オタク系ダーツコレクター」のオイラとしてはこちらの方が性に合っているようです。
・・・「オタク、万歳!」 ヽ(´A`)ノ
・・・実はオイラは基本的には今流行りの「秋葉系」です。
オイラは以前、秋葉の電気屋で「白モノ~PC」の販売員として「修行」と称して約10年間ほど働いていました。
・・・PCの販売員と言っても「ハード」ばかり売っていたので「ソフト」の知識はあまりありません。
・・・なのでこのblogで晒したような「ミス」を犯します。
・・・どうせ「犯す」なら(下品なので自制)の方が良い!