富士のブログ
日本の風景を探してアップしてみました。
この写真を見て、自然だなっと感じる人は大間違いです。
これも古来日本の先人達が作り上げてきた風景なのです。
日本は、山岳地帯が多く山を開拓し、お米を作る為に
段々畑等の工夫を行ってきたのです。
そして、全部の田畑に水が流れる仕組みを取り入れているのです。

何が言いたいか?
農耕民族の私達日本人は、山を開拓する事から始まり
既に自然破壊が始まっているのです。
そして、何度も失敗、自然との闘いを続け、自然と調和して生きる
暮らしを身に着けていると言う事。

山だって同じ事。
木を切り、次の世代の為に、木を植樹する。
この文化がこれまで山を強くして来たのです。
今や人が山に手を入れる事がなくなり、山が弱体化しています。
去年の紀伊半島の洪水であれだけの死者を出したのは、
明らかに林業の衰退によるものだと思います。

このように、古来から日本の土木技術は優秀であり、
この技術のおかけで、日本の近代の道が開けたのです。

今、土木、建築と言えばゼネコン、ゼネコンと悪玉視されていますが、
これらの知識を得るには、時間と経験がかかります。
公共事業を無駄と言っている以上、土木技術者の後継者がいなくなって
しまうのです。

そうなれば、日本は外国人に開拓してもらい、全ての土地や権利を
外国資本に乗っ取られてしまいます。
そうならない為にも、デフレ脱却の為にも、公共事業投資を早急に
勧めて頂きたい。
IT産業で、K/Bを叩くのがうまくなったのかも知れません。
しかし、鍬や鎌を持てない今の日本人に政治を語る資格はないと
思うのは、私だけでしょうか?