1701!??? そうかこれだ 軽乗用車の
ナンバープレ―トと横根丸と称した軽トラックも
1701 ひろしのVITZも1701 よくひろしが
スタートレックの話をしていた トレッキー?
智子は状況を把握した
「あまり詳しくはないけどあの宇宙船が好きで」
智子は上手くとりつくろった
男前の船乘りは嬉しそうに話した
「僕は土屋俊雄と言います 小さな漁船の船長と
ペンションサリーホエールを母と経営してます
このまま135号線進のは危険だからどうぞ
泊まって行って下さい」
智子は悪そうな人じゃなさそうだし・・・
「それじゃ~土屋さん?お願いします」
「ここから丘の上5分程の所です
ゆっくり進むから着いてきて~」
ここで登場人物に追加があります
土屋俊雄 横根丸船長 ペンションサリー
ホエールの経営者
土屋京子 俊雄の実母
ペンションは海が見渡せる高台にあった
ペンションの前部屋から見える場所にある
駐車場に停めた
玄関から50~60歳くらいの女性が出てきた
「俊雄~船は大丈夫だったか~い」
「母さん大丈夫だよ 他の僚船もしっかりロープに
繋がれた~それよりお客様が一人ずぶ濡れだから
お風呂とご飯も頼むよ~」
「あら~ずぶ濡れね どうぞ早く入って すぐお風呂と
今日は何もないけどご飯準備しますね」
気さくなお母さんで智子は安心した
一応宿帳には名前住所を記載することに
なっていた
平野!いや違う今は相川陽子だ
立川市錦町 ちょこっと悪い気はしたが番地は
覚えられなかったので適当に書いた
「土屋さん私は相川陽子と申します 今日は
ありがとうございます お世話になります」
「相川陽子さん♪ホテルっていう訳には程遠い
けど温泉挽いているからゆっくりして行って
ください
朝には台風も通りすぎて晴れる予報です」
俊雄は童顔のおかっぱヘアーで同じトレーキの
智子に好感をもった にゃらんや楽上、JTDの規約で
あまりお客様のプライベートには触れないことの
規約がある 俊雄はさしさわりのない程度の
会話に努めようと思った
智子は俊雄に部屋に案内された
洋と和が交ざった洗練されたデザインの部屋だった
6部屋の造りがありバスはないがトイレは付いていた
「土屋さん!良いお部屋ですね1人じゃもったないわ」
「本当はユニットバスにしたかったけど採算考えると
この形になってね あと1時間もかからないけど夕食
出来るそうだからお先下のお風呂でゆっくり温まって
ください 後ほど1階のダイニングでお待ちしてます」
智子はお風呂に向かった 着替えの準備が無いので
少し気持ち悪い気がしたがペンションなのに浴衣と
タオル、バスタオル、アメニティまで揃っていた
男女別のお風呂は内風呂と屋根付きの露天の
造りになっていて晴れていれば海が見渡せる
すっかり温泉で温まりダイニングでは何も無いと
言ってたけど美味しい海のご飯を頂き、自分が今
何をしているのか?忘れさせる1夜だった
偽名で泊まりこんなに良くしてくれる人なのに
智子は少し罪悪感を感じていた もう戻れない!
続く