胆石、尿路結石 | 漢方薬 薬草 富士越薬品(静岡県三島市)

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 静岡県三島市、三島大社斜め前(大社駐車場正面)にある富士越薬局は、創業以来90年の経験と実績をもとに、人間が本来持っている自然治癒力を沸かせるための「漢方薬・生薬・保険食品」をご相談しながら、一人ひとりに合ったものをお選びする漢方薬局です。

2005年の疫学調査では、男性の7人に1人、女性では15人に1人が一生に一度は尿路結石にかかるとされています。

また、胆石の保有者は厚生労働省によると1000万人以上(人口の約10%)と推定されており、国民病ともいえる状況となってきています。

尿路結石・胆石に対して日本や中国では、古くから民間薬として、シソ科の多年草のカキドオシの全草である「連銭草」、ブナ科の常緑高木の葉である「裏白樫」が注目されてきました。

 

尿路結石も胆石も、食生活などの生活習慣の改善が必要です。しかし、生活習慣を改善することはなかなか難しいものです。そのような時に、連銭草や裏白樫などで健康のサポートをされてはいかがでしょうか。

 

尿路結石とは?

腎臓から尿道までの尿路に結石とよばれる石ができる病気です。泌尿器科では最も頻度の高い疾患の1つで、疼痛発作(突然の激しい痛み)や血尿が代表的な症状です。症状は夜間や早朝に起こることが多く、通常3~4時間続きます。

結石がある部位により、腎結石・尿管結石・膀胱結石・尿道結石に分類されます。発症する年齢は、男性では特に20~60歳代に、女性では閉経後の年代によく見られます。

尿路結石は再発率も高く、5年間で20%、20年間では実に80%もの方が再発するとされています。

 

胆石とは?

胆汁が、その通り道(胆のうと胆管)で、何らかの原因で固まってしまったものです。胆石ができる場所によって、胆のう結石・総胆管結石・肝内結石に分けられます。このうち症状が出やすいのは総胆管結石で、総胆管から十二指腸への出口に結石が詰まると、上腹部に激痛を感じます。一方、胆のう結石や肝内結石ではあまり痛みが出ません。

 

胆石の種類

昔はビリルビン系の結石の割合が多かったのですが、食生活の変化などで、コレステロールを主成分とするコレステロール結石・混合石が増え、現在では胆石全体の約8割とされています。

 

尿路結石&胆石の養生

尿路結石の養生

・水分を十分に摂ること。

・シュウ酸が多く含まれる食品を摂り過ぎないこと。

・野菜、海藻、青魚などのクエン酸、カルシウム、マグネシウムなどが含まれている食品を適度に摂ること。

 

<シュウ酸が多く含まれる食品>

ほうれん草、タケノコ、さつまいも、レタス、ブロッコリー、ナス、紅茶、ピーナッツ、チョコレート、ココアなど

 

胆石の養生

胆石はコレステロールを主成分とすることが多いことから、予防するためには食生活に気をつけることが大切です。

脂っこいものやアルコールはコレステロールを増やすので、控え目に。特に、胆石を既に持っている方は、胆石発作を誘発するので注意が必要です。胆石の予防には、食物繊維が多く含まれている食品を多く摂ることが大切です。食物繊維は十二指腸で分泌されたコレステロールを包み込んだ胆汁酸を吸着し、そのまま身体の外へ排出するといわれています。

 

尿路結石・胆石には植物のチカラを!

漢方薬や民間薬草で用いられる植物の中には、尿路結石や胆石に使われているものもあります。その代表が連銭草(れんせんそう)と裏白樫(うらじろがし)です。

 

連銭草

漢方では、清熱(抗炎症)・利尿などの働きがあるとされ、浮腫や排尿障害などに使用されています。また、中国では連銭草は尿路結石や胆石などに注目されています。

 

裏白樫

主に徳島県や和歌山県に多く見られる樹木で、徳島地方では昔から尿路結石や胆石などの民間薬として知られていました。特に尿路結石には連銭草と合せると良いとされています。