1st タグリッソ 568日目
うぇ〜暑い
言っても解決しないけど、
あっち〜‼️と言いたくなる
子供の夏休みも終わった。
お休み最後の日に、くら寿司に言ったけど、
寿司すら重たくって、まいったなぁ。
完熟マンゴーばっか食べてしまいました。トロトロ甘くて、めちゃおいしい
下手にスーパーで買ったのより甘い❣️超おすすめです〜回転寿司で食べる必要あるのか…。
★★★こっから下は、かなり長々とウンチク書いてます。
タグリッソの耐性に、抗体薬物複合体がいい仕事するかしら〜って内容です。
興味ある方だけ、どうぞ…
★★★★★★★
第一三共のADC(抗体薬物複合体)の話題が気になる。
特にDS-8201、U3-1402、DS-1062の3品目は、
非小細胞肺がんの臨床試験が実施されていて、
アストラゼネカ社と開発提携もなされていてるので、今後開発が加速すると思われる。
ADCは、EGFR-TKI及び免疫チェックポイント阻害薬においても、併用療法での耐性克服を検証する第1相臨床試験が開始されている。
早期臨床試験の段階なので、
過度な期待はできないが、
どうかいい結果につながってほしい・・
DS-8201は、エンハーツという商品名で、乳がんに2020年承認販売済み。胃がんの3nd lineで承認申請中、年内追加適応か?!
★★★★★ADC(抗体薬物複合体)、お勉強のメモ
※個人的な勉強のメモなので、正確な情報はプレスリリースやオンコロさんをご確認ください。
参考資料
「第一三共 がん(抗体薬物複合体:ADC) 特集」
https://www.daiichisankyo.co.jp/ir/library/annual/pdf/2018/11.pdf
ADCとは?
●抗体と抗がん剤をリンカーというひもで結合させた薬剤。
抗がん作用の強い薬物を、がん細胞に直接届けることで、全身的な副作用を抑えつつ、がん細胞への攻撃力を高める事が期待される。
●ざっくりと作用機序
① 抗体が、がん細胞表面に発現した抗原たんぱく質(例えば、HER2、HER3など)にくっつく。
② ADCは、がん細胞内に取り込まれ、がん細胞のリソソームが出す分解酵素によって、薬をつなぐひもが切れる。放出された抗がん剤は、中からがん細胞を攻撃する。
このリンカーというひも部分に技術がいるらしい。血中で切れて、全身に抗がん剤がまかれて毒性がでてしまうようでは意味がない。
第一三共はこのリンカーと、相性のよい薬剤(DXd:イリノテカンを改良したペイロード)も開発し、エンハーツ(DS-8201)という新薬ができた。
●バイスタンダー効果?
さらに、プラスの効果も期待されている。
がん細胞内で放出された薬剤が、細胞膜をすり抜けて、周囲のがん細胞に有効性を示すというもの。
例えば、HER2陽性のがん細胞と、HER2陰性のがん細胞が混在していたとしても、この効果により陰性の細胞にも薬剤の効果が期待できるようだ。
★★★★★3つのADCの現在の開発状況
※個人的なメモなので、正確な情報はプレスリリースなどでご確認ください。
★DS-8201(エンハーツ:抗HER2抗体薬物複合体)
HER2陽性、過剰発現の非小細胞肺がんを対象に第Ⅱ相試験が実施されている。中間解析によると、有効性や安全性も良好であり、順調に開発がすすんでいそう✨
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/news/202005/565811.html
さらに、DS-8201とキートルーダの併用により、ICI耐性や、ICI単剤で十分に効果が得れない症例の克服にむけて、第1相試験が実施されているようです。
★U3-1402(抗HER3抗体薬物複合体)
リンカーやペイロード(薬剤)は、DS-8201と一緒であり、抗体のみHER3に変えてある。
個人的に一番注目している
最近、タグリッソとの併用療法によって、耐性克服につなげるⅠ相試験が実施される予定だからです。
U3-1402とタグリッソ(オシメルチニブ)との併用療法を評価する研究開発提携について
(2020年8月7日第一三共社プレスリリース)
一部抜粋
実施国として、日本も含まれる予定です!
「HER3は、正常および異常な細胞増殖と関連する受容体であるHERファミリーのひとつであり、非小細胞肺がん患者の75%に発現しており、がん転移の増加や生存率の低下に関係していると言われています。
EGFR 遺伝子変異を有する非小細胞肺がん患者の大多数において、ある程度のHER3 が発現しています。現在、非小細胞肺がんを含むがん患者を対象に承認されているHER3を標的とした治療法はありません。」
結構な高い率で、HER3が発現しているのであれば、自分も対象に入ってくる可能性もあるだろうか〜✨✨と思って、もうちょい調べてみた
茶~オレンジ部分が、HER3陽性。
右図の肺腺がん全体でみると、半分弱と思われるHER3の発現であるが、左図のEGFR変異患者の内訳をみると、HER3発現が7割超えているようだ。
そして、EGFR-TKIであるイレッサを投与すると、HER3の発現が上昇するという報告も‼️
U3-1402の単剤は、既にEGFR変異患者を対象とした第1相試験が実施されており、HER3の発現を問わずにオールカマーの患者で実施したにも関わらず、全例で腫瘍の縮小効果が確認されている✨
また、投与された患者のうち90%以上はタグリッソによる治療を受けた患者でした
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/news/201909/562220.html
タグリッソ治療後に、HER3が少しでも発現していれば、U3-1402が期待できるかも?
うまく進む事を祈るばかりです‼️
患者会のyoutubeで、治験に関する動画の中にも、U3-1402は出てきていました。タイミングによっては、II相へのエントリーも選択肢ではないか?とN先生が話されています。
ちなみに、U3-1402もキートルーダ との併用が検証されるみたいです。PDL1が低くくても、併用で効くならば、EGFRの患者もICIの恩恵受けれるのかも?と少し期待していいかしら…。
★DS-1062(抗TROP2抗体薬物複合体)
非小細胞肺がん患者において、TROP2という抗原の発現も高めだとか…。こちらも先々、期待かな。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/news/201909/562221.html
タグリッソ耐性後の治療は、耐性後の遺伝子変異を調べて、その変異に沿った分子標的薬があれば併用する治験が行われています。
該当する遺伝子変異に繋がらなかったとしても、抗体薬物複合体という新たな選択があれば、また命をつなぐ事ができるかもしれない…。
治療が長くなると、体力も気力も疲れがでて、きっと辛い時が沢山あると思うけれど、なんとか持ち堪えて、頑張っていけますように
★★★★★
以上、仕事に戻るために、
頭を使う練習しましたとさ。
しか〜し、ウクレレと旅行の事考える方が楽しいかも〜
困ったなぁ
まぁ無理なら、辞めるかw
そのくらいの気持ちじゃないと、先に進めないし前みたいな仕事中心の生活は、まっぴら〜。
私は変わったのだ仕事の優先順位は下がった。第一は身体、第二は家族〜✨
新しい生活様式なのだ
クビになるだけだったりして〜