昨日、日本ハムの新監督を務める新庄剛志氏(49)の就任会見が

札幌市内のホテルで行われました。

久しぶりの明るいビックニュースに、記者の方も200名を超えたそうです。

 

現役時代は特にすごいファンというわけではありませんでしたが、

同年代でもあり、今回の記者会見でみえた考え方にとても感銘を受けました。

新庄選手の現役時代のグローブにまつわるエピソードは有名ですよね。

あまりご存じのない方は、ぜひ、こちらもご覧になってみてください。人となりも見えてくると感じます。

  → エピソード

 

今回、終始、記者会見の模様を拝見し、新庄監督のチームは、

コロナ渦で少し疲れ切ってしまっている世の中をまずは、野球界から

新しいスタイルで変えていくという『チーム再建と人気回復』を目指す、

ニューリーダーとしての覚悟を抜群の発信力で話されたな感じました。

 

まず、監督と呼ばないで、『ビックボス』と呼んでね!というところからも

もう「ノーマル通常」ではありません!なんだか、ワクワクします。

トップがワクワク感や楽しさ、前向きなパワーを持ち、周囲に語り掛けることは、

選手にとってもモチベーションが上がりますし、ファンを増やす効果でもあり、

その心持は、何より大切なことですよね。

 

本当に、「通常」のこと、もの、やり方が果たして、これから先の時代に

当てはまるかどうか?業界のこれまでの「当たり前」は本当に、当たり前に大切なものなのか?

 

これは、私達のすべての業界、業種、仕事に対してもこれから先、5年、10年先を考えていくうえで、

よく見ていくことが大切と感じました。

改善ではなく、根っこから変えて、創り上げていく覚悟なのかもしれません。

 

ワイドショーやエンタメの番組では、よく新庄ビックボスのユニークな点が

集中して流れることが多いですが、

 

昨日の会見は、新庄ビックボスの実に人としの誠実さ、真摯さ、相手への感謝の心、

新しいリーダーとしての責任感を有言実行で結果をだしていくのだという覚悟を多分に見せていただき、

とても『気遣いの方」『礼を重んじ、情に厚い方』でいらっしゃるのだなと感じました。

 

これからの時代の新しいリーダーとは?のヒントを早速に記者会見で話されているように感じました。

 

記者会見に現れたオーダーメイドで作られたスーツは、シャツの襟は、出来る限り高く、

人と被らない高さ。パンツも左右長さが違い、自分に合ったスーツで身だしなみも気を配られ、

トップに「華」があることはチームの魅力アップ、好印象そのものです。

必ず選手も見習って、プロ野球選手は常にファンに元気を与えるためにも、

身の嗜みもこだわることが大切と見られている職業として気を配られると思います。

身だしなみの乱れは、心の乱れとも言われています。メンタルを強くするためにも

外側の形から拘り、入っていくことがひいては、心へとつながると私も大切なことと感じます。

 

また、優勝は一切目指しませんとも。その真意は、

高い目標を持ちすぎると選手はうまくいかないと持論を述べられ、

「地味な練習を積み重ね、9月あたりに優勝争いをしていたら優勝を目指そうと。

そういうチームにしたい」と述べ、現実的な分析とともに、勝利への強いこだわりも見せていました。

 

また、選手の育成についても、

プロ野球に入ってくる選手はみな同じレベルだと思っている。

活躍できるかできないかは、「メンタルの問題であり、マインド次第」なのだ、

前向きなマインドを引き出せるよう育成していくコーチや監督の問題である、と。

この言葉もとても、心に響きました。トップがこのような心構えで

現場でスタッフの成長はリーダーの責任だと言える方はなかなかいらっしゃらないのでは

ないでしょうか?現場上がりで、トップ選手としてたくさんの経験をされてきたからこそ、

おっしゃられることかもしれません。

 

また、新人もキャリアのあるベテラン選手も、全員雇ったばかりと思っている。

だから、キャリアに関係なく平等にチャンスをあたえるつもりです、これから見ていき、

レギュラー選手はそういう目で見て選んでいく。

 

それぞれの選手には必ず良い、優れてる点が必ずある。だから、

得意な点を引き出し、タレントのある華のある選手が数名出てくるよう

見ていきたい。

プロ野球はエンターテイメントでもあり、そういう選手が育っていくことで、

ファンはワクワクするし、

球場がいっぱいになるくらい、いつもたくさんの方が見に来て下さると。

 

野球人気の低迷についても、時代のせいにしてはいけないと思う。

コロナ渦だからも関係ない、と。

古いしきたりにこだわらず、今のファンが望むこと、選手が望むことを

叶えていけば、必ず、スタジアムは満員になるということだと思います。

 

これまでになかった、選手兼監督として、また、試合中のSNS発信も

これから相談でしていきたいと。このようなことが実現されるとファンも楽しく、面白く野球をみれそうですね。

まだまだ、新企画をたくさんお持ちのようですが、

他球団にばれるととね、秘密と嬉しそうに述べられていました。


 

スポニチさんの報道によると、

会見をテレビで見た巨人の原監督(63)は派手なスーツ姿に「凄いな。野球界にさ、何かいいよね」

と新しい風が吹くことを期待。現役時代に同じ阪神でプレーした矢野監督(52)も

「新庄にしかできないことはたくさんあるし、喜ぶファンもいっぱいいると思う」と話した。

 

また、同一リーグのロッテ・井口監督(46)は「どういう采配をされるか非常に楽しみ。

パ・リーグはまた盛り上がると思う」と、新庄効果に期待。

ソフトバンクの藤本新監督(57)はオリックス時代の98年に兵庫県芦屋市内の同じマンションに

住んでいたことを明かし「いつも(球場へ車で)出る時間が一緒で僕が出るのを待ってくれた。

礼儀正しい子だったよ」と、意外な一面?を明かした。とのことで、野球業界全体も新しい風に

ワクワク感を示されて様です。

 

ビックボス新庄の誕生とそれを後押しした球団GMの新チームの取り組みに、

同年代でもある新庄監督にしかできないこと、新しい風を吹かせられることを今後期待して、

色々と学ばせていただけることが増えそうだなと明るいニュースに

私もなんだかパワーを頂き、明るい気持ちになり、思わず笑顔になりました。

 

さて、私たちも、こんなご時世だからこそ、笑顔やワクワクをバトン→バトンで渡していきましょう!