爆買い本5冊目ニコニコ

 

 

 

 

古本屋で見つけた時は即買いでしたルンルン

 

 

朝井リョウ

「正欲」

 

 

500ページ弱もある長編なんて

久々に読んだような気がする。

 

そのページ数に

臆することなく手に取れたのは

それはきっと

著者が朝井リョウさんだし

多くのブロ友さんも読まれていたし

映画化もされている話題作だったから。

 

 

ストーリーはLGBT以外の

特殊な性癖を抱えている人たちの

葛藤を描いたものでした。

 

LGBTについては

「理解しよう!認めよう!」などと

世間ではデモやパレードなどの

社会運動が活発に行われていますが、

 

そんなマイノリティと呼ばれる方々の中にも

さらにマイノリティな性癖

(人に対してではなく水に興奮するだとか)

を持つ人たちはいて

 

その方々を理解するための運動が

行われているわけではない。

 

認知されていない彼らの合言葉は

「明日死なないこと」

 

理解されたくても

どうせわかってもらえないだろうから

訴えることも弁解もしない、できない。

 

したところで

法という壁にぶち当たり

守ってもらえない。

 

そんな方々がいらっしゃるなんて

私は考えたこともなかったので

まずは”知る”ことが大事だと痛感。

 

後ろから100ページくらいは

会話の中に情景だとかしぐさだとか

まるで映画のシナリオのように

文章が綴られていて、

まさにクライマックスという感じに

映像が頭の中を流れて行った。

(映画は観ていないけど)

 

ラストは複雑でした。

 

キラキラキラキラキラキラ

 

昨日は朝からスタバにおりました。

 

 

 

途中までゆったりと

人少なめの店内で

静かに読書をしていたのですが

 

隣にお酒のニオイをぷんぷんさせた

70歳くらいのジイサンが座わってからは

雰囲気一変ガーン

 

ジイサンはバッグから司馬遼太郎の

“坂の上の雲”を取り出し

読み始めてしまったので

 

こりゃ長いな、と思い

私の方から席をたち

スタバを後にしました。

 

深酒の翌日もマナーが必要ですね日本酒