本の爆買い
 
2冊目のご紹介です照れ

 

 

 
 
表紙の色合いが好みだったし
衝撃のタイトルにも惹かれて購入キョロキョロ
 
 
櫻井千姫
「私が推しを殺すまで」

 

 

 

 

買ってすぐ娘に見せると

 

「信じられない・・・」

 

という顔をされましたびっくり

 

“推しを殺す”という

娘からすると とんでもない文言に

反応しましたかね汗

 

とにかく

 

ママ、そんなものを読むの?

という軽蔑に満ちた表情ともとれるような

そんな眼差しを向けられたので、

 

これ以上本について話すのは

やめておきましたガーン

 

こちらとしては

“推し”という今ドキの言葉を使った

タイトルなので、

娘も興味を持って読むのではないか?と

思ったのだけど

 

“殺す”という言葉とは

くっつけてはいけないもので

 

娘には通用しないものでした汗うさぎ

 

キラキラ

 

 お話は

平凡な女子高生・波菜子と

そのクラスメイトの男子生徒・夜舟が

人気男性アイドルの命を狙うもの。

 

あらすじにもありましたが

青春の歪みと痛みが鮮烈に描かれた

センチメンタル・クライムストーリー

ということで

 

たいがいこんなテーマの小説には

毒親が登場するものですが

 

ええ、もちろんご多分に漏れず

お2人

いらっしゃいました。

 

それは波菜子の母親と夜舟の父親。

 

例えばもし

町田そのこさんが同じタイトルで

この小説を書かれたとしたら

読むのが辛くなるほどの描写で

シーンが描かれるような気がするのだけど

 

こちらの著書である櫻井さんの場合

子供目線のストレートな表現で

淡々と文章が綴られているので

黙々と読み進めることができまして、

それが逆に良かったかも。

 

また、

 

高校生の二人が

アイドルを殺すという計画も

そこに行きつくまでの課程も

 

非常に大胆であり
緻密なところは
文章からほぼ見受けられないのですが
 
未成年って
心の想いを言葉で表現することが未熟なので
短絡的な行動でそれを表してしまうのだ
というところを”淡々とつづる”ことで
読者に伝えたかったのではないかな、
なんて思いました。
 
あとやはり考えさせられたのは
”親”・・・についてですね。
 
無関心、放任、暴力
 
子供を捻じ曲げてしまう要因は
やはり親にあるということを
切に感じさせられた一冊でした。