非常に読み応えありの短編集でした指差し
 
一穂ミチ
「スモールワールズ」
 

 

 


どのお話も

とにかくストーリーが面白く

 

読み手に喜怒哀楽を与え

更にハッとさせてもくれる。

 

しかも

短編ではありますが

それぞれに少しづつ繋がりもあって

その”仕掛け”に気づいた時には

また違った想像が巻き起こったり


そんな楽しみ方もできたかな。

 


いろんな意味で

 一番印象に残ったお話は

初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族を描いた

「ピクニック」


こちら、

幼児を育児中のママは特に

震撼させられるのではないかと・・・

 

一体どういうことから

一穂さんは

このストーリーを思いつかれたのだろう。

まず語り手は誰なのか・・?

というところから全く予想つかなかった。

 



全部で6篇。最後まで一気読み。

 

だけど、もう一回最初に戻って

ぱらぱらと読んでみたくなったのは

何か見落としているところがあるかも?

なんて思ったから。

 そんなのを改めて探すのも

面白かったですOK


以前こちらの書評をされていた

ブロ友さんもおっしゃっていましたが、

私も同じで一穂ミチさんの

”とりこ”になってしまったかも目

 

 前回の「ツミデミック」も

面白かったし、

他の作品も是非読んでみたいです。