表紙のイラストコーヒー

 

賑やかな食器たちコーヒーシャンパン

 

“世界のカフェ”という

本のタイトルもさることながら

こんなオリエンタルな模様や形の器は

かなり好みでして、

表紙に惹かれ

購入してしまいましたニコニコ

 
 
中央公論新社 編
「世界カフェ紀行」

 

 

 

薄っぺらいわずか230ページくらいの

文庫本なのですが

一冊、税別で760円。

 

ちょいとお高めですね目

 

こちらは、

50人の執筆者が

それぞれに思い出のカフェについて

書かれているエッセイ集。

 

野田秀樹

いとうせいこう

蜷川幸雄

養老孟子

 

私が知っているのは

この豪華4名の方くらいで

あとはほとんど知らないお名前でした。

 

とはいえ

○○大学名誉教授だとか

文学者、作家、ライター、評論家など

皆様各界の著名人らしい。

 

すでに

他界されていらっしゃる方も多かった。

 

そんな方々が

ご自分の昔々のカフェ体験を

懐かしんで語られているので、

カフェとともに

時代が見えたような気がしました。


スラスラ読むには難解なものも
ありはしましたが、
それもまた執筆者の
世界観なんだろうな。

あと、
ヘミングウェイやオスカー・ワイルドを
よく分かっていたら
もっと楽しめたかな?とかもあって
知識人ではない自分が
ちょっと残念でしたニヤニヤ

場所は

パリ、ウィーン、

アンカラ、サイゴンなど様々。


“カフェとは平和の別名”と書かれた

東京大学名誉教授。

この方のエッセイは

好きだなぁと思った。


全体的には、

そこまで引き込まれて

ぐいぐい読み進められる

というわけではないけれど、

 

一編が5分で読めるので
リビングのその辺に置いて
手が空くとパラパラと好きなページから
読むというスタイルが
ちょうどいいな。

ん、そういう意味じゃ
1日一編でいいかもな。

すると長く楽しめるから
私にとっては230ページ、760円は
妥当なお値段かもな。