『ラビオと亀吉』シーズン3
第45話『縁側の語らい』 🐇🐢✨
(休日の昼下がり。ラビオは亀吉の家の縁側に座り、足をぶらぶらさせながらのんびりしている。)
(庭では風がそよぎ、静かな時間が流れている。)
亀吉:「…ほいで、仕事はどや?」(湯呑みをゆっくり持ち上げながら聞く)
(ラビオ、縁側に寝転がり、天井を見上げる。)
ラビオ:「ん〜、まぁ、楽しいこともあるけどな… でも、カフェの接客とはまた違うし、正直ちょっと戸惑ってるわ。」
(亀吉、少し目を細めながらラビオの話を聞く。)
ラビオ:「それに…本屋やのに、俺、全然本のこと知らんねん。お客さんに『これってどんな本?』って聞かれても答えられへんことばっかりでな… 恥ずかしいわ。」
(ラビオ、ぽつんとつぶやくように言う。)
(亀吉、静かにお茶をすすりながら、しばらくラビオを見つめる。)
亀吉:「ほうか。」(ゆっくりとうなずく)
(ラビオ、ため息をつく。)
ラビオ:「なんか、自分がめっちゃちっぽけに思えるねん。知識がある人に囲まれてると、自分だけ何も持ってない気がするっていうか…。」
(亀吉、少し口角を上げる。)
亀吉:「…せやけど、お前は何も持ってへんわけやないやろ?」
(ラビオ、顔をあげる。)
亀吉:「本の知識がないいうんは、ただの “今” の話や。お前はこれから、どんどん吸収できる立場やろ?」
(ラビオ、ハッとする。)
亀吉:「そもそもやな、知識ってのは、持っとるだけでええもんちゃう。大事なんは、それをどう活かすかや。」
(ラビオ、じっと亀吉の言葉を聞く。)
亀吉:「お前、本屋におるんやろ?なら、その分、毎日『運命の一言』に出会えるチャンスがあるいうことや。」
(ラビオ、目を丸くする。)
ラビオ:「運命の…一言?」
(亀吉、ゆっくりとうなずく。)
亀吉:「せや。どんな本でもええ。開いたページの言葉が、自分にとっての道しるべになることがある。」
(ラビオ、縁側に寝転がったまま、ポケットからメモを取り出す。)
(そこには、ふわるが話していた『どんな道も結局その道につながる。だから、間違いではなかったんだよ。』の一節が書かれていた。)
ラビオ:(心の声)「…俺、もう出会ってるんかもしれへんな。」
(亀吉がラビオをチラッと見る。)
亀吉:「ま、焦らんでもええ。お前はまだまだ “道の途中” や。」
(ラビオ、目を閉じてゆっくり深呼吸する。)
ラビオ:「…そやな。」(ゆっくり微笑む)
(夕暮れが縁側を染める。ラビオは少しだけ軽くなった心で、また本屋に向かう気持ちを整えていた。)
〈第45話 完〉
🏷️ ラビオと亀吉 / シーズン3 - 第45話
#ラビオと亀吉 🐇🐢 #漫画 #ラビ亀 #縁側トーク 🍵 #ラビオの成長 🌱 #哲学と読書 📖 #運命の一言 ✨ #道の途中 🚶♂️ #焦らなくていい 💡 #学ぶことは楽しい 📚#ショートストーリー