4月の文楽観劇で納得したこと | 旅する古典音読伝道師

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日本語古典音読指導者。日本語の古典を一音一音読む発声、リズム、声の響きを伝えています。

【4月の文楽観劇】

公益財団法人文楽協会創立60周年の
記念公演でした。

演目は、妹背山婦女庭訓  
(いもせやまおんなていきん)

難しい題名でしょー😓

作者は近松半二(ちかまつはんじ)
江戸時代中期に活躍した人形浄瑠璃作家です。

奈良・平安時代の朝廷や公卿などの
世界を描いた物語で、
三段目を観ました。

和製ロミオとジュリエットのような
内容の大作で悲恋物です。

このようなストーリーが
江戸時代に作られていることに
驚かされます。

古典音読で学んだように
江戸時代の藩校や寺子屋で
素読をしていたから
日本人の想像力や文章を書く力が
ついたのだと納得です。

太夫の声や三味線の音色が
心地良かったー

語りに難しい表現がある、
この表現がわかるようになるには
やはり音読なのだと納得!した。