つたないブログにご訪問頂き

真にありがとうございます。

 

「自然に服従し

 境遇に従順であれ」

 

大正時代に

森田正馬(もりたまさたけ)博士が

提唱したノイローゼ(神経症)を

克服していくための

森田療法という治療法

があります。

その治療法は極めて

禅宗の修行に通じるものがあり

治療法という域を超えた

「修練法」

とでもいうべき実践法

でありました。

 

その森田博士が残された言葉に

「自然に服従し

 境遇に従順であれ」

というものがあります。

 

私は、この言葉の意味を

もう45年も考え続けてきました。

幼少から人との付き合いが下手で

要領の悪かった私は

高校生の頃から対人恐怖症に

悩んでいました。

 

その頃、森田療法の本を何冊か

読みあさって

その中にこの言葉を見つけました。

 

ネットで検索すれば

その意味の解説はでてくるのですが

そうではなく

私自身の解釈が欲しかったのです。

 

マインドフルネス

いま ここ

俯瞰して観る

など、内観を深めていくことの

重要性を実感しているこの頃ですが

そこに通じるものが

この言葉の中に在るように感じています。

 

私なりの言葉で解釈するならば

 

「自然に服従」とは、

内側から来る発意のままに従う

「境遇に従順」とは、

外側から来る変化をそのまま受け容れる

 

いわば

「あるがまま」

を表しております。

 

 

(以下、赤字部分は「かもみーる」という

 オンラインカウンセリングのサイトの

 森田療法について(その2)から

 引用させて頂きました。

 とても分かりやすい内容であります)

 

” 自然そのものである感情は

 自分の思うように

 コントロールできるものではありません。

 コントロールできないものを

 コントロールしようとしていた、

 言いかえれば

 不可能なことを

 可能にしようとしていたところから

 苦しみが生まれてきているのです。

 そのため、

 不可能なことは手放し、

 自分にとって可能であることに対しては

 精一杯努力していく態度を

 身につけていきます。

 そして、不安や緊張があっても

 そのまま、あるがままの態度で

 自らの自然な感情にしたがった

 自分らしい生き方を

 実現していくのです。”

 

とても深い内容です。